退職代行解決事例:ハラスメントに悩む訪問看護師の即退職を実現

退職代行解決事例:ハラスメントに悩む訪問看護師の即退職を実現

40代訪問看護師(女性)の退職代行解決事例を紹介。退職にあたり膨大な量の引き継ぎを要求されましたが、最低限の資料のみを自宅で作成し郵送対応で解決しました。

今回は訪問看護ステーションで働く40代女性看護師の退職代行事例を紹介します。所長から度々パワーハラスメントを受けていたため、意を決して退職を決意したところ、膨大な量の引き継ぎや後任探しを強要され、より強い言動と圧力を受ける日々がはじまりました。

職場では所長に逆らえる人がいないため、助けてくれる人もいなく、途方に暮れているときにネットで探して退職代行の存在を知り、この度弊所「弁護士法人みやび」に相談いただきました。

近年は多くの訪問看護ステーションで人員が足りない問題が発生し、各種ハラスメントを含む劣悪な職場環境に悩んでいる看護師が多く見受けられます。弊所「弁護士法人みやび」では、辞めたいけど辞められない環境にいる看護師に向けて、LINEによる無料相談窓口を設置しています。自力での退職が難しいと悩んでいる人は、是非一度弊所までご相談ください。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

相談内容:訪問看護ステーションでハラスメントに悩む女性看護師の即日退職

相談内容:訪問看護ステーションでハラスメントに悩む女性看護師の即日退職

今回退職代行のご依頼をいただいたのは、訪問看護ステーション勤務の40代女性看護師さんからです。職場は看護ステーションでありがちな所長兼管理者のワンマンとなり、相談者様も日々パワーハラスメントを受けていました。

そこで、相談者様は年内での退職の意向を3ヶ月前に所長に伝えました。退職の理由は職場のパワハラとは言えませんので、身内の介護を理由に実家に帰ると説明しましたが、所長からは「引き継ぎを終えない限り退職は認められない」と言われ、膨大な量の引き継ぎを要求されました。さらに、職場を辞めるにあたり、家庭の事情を文書で提出するよう求められたり、後任が見つかるまで辞めさせないと言われ、精神的に辛い状況に追い込まれていました。

民間の退職代行業者に相談するも断られてしまう

自力での退職が困難であることを感じ、相談者様はまず民間の退職代行業者に相談したとのことです。しかし、民間業者では「言われた通りすべての引き継ぎをしてください」、「ハラスメントは法的に解決した方がいいので、労働基準監督署に相談するのがおすすめです」と断られてしまいました。

民間の退職代行業者ができるのはあくまでも依頼者の退職の意思を伝えるだけなので、今回のように責任者(所長)がハラスメント行為を働き辞めさせてくれない場合、民間の代行業者ではどうすることもできなくなります。そのため、問題の拡大や引き継ぎせずに退職したことによる損害賠償請求を恐れ、依頼を断ったのだろうと推測できます。

退職代行実施前のポイント:看護師(依頼者)の精神的な負担を緩和

退職代行実施前のポイント:看護師(依頼者)の精神的な負担を緩和

近年は各業界で人手不足を理由に従業員の退職を足止めする企業が多く見受けられます。このような状況において、退職代行サービスを利用することは非常に有効な手段です。

弊所では相談者様より正式な依頼を受けたあと、まず所長の行為における高い違法性を指摘しました。また、退職は従業員の権利であるため、適切な手段を用いれば辞めたいときに辞められることも伝え、依頼者様に精神的に安心していただきました。

退職代行の実施と結果:最低限の引き継ぎ&出社拒否で即日退職を実現

退職代行の実施と結果:最低限の引き継ぎ&出社拒否で即日退職を実現

依頼者様の希望は「所長に会いたくない・精神的に出社が無理」であること。そして、「引き継ぎはするけど、最低限で済ませたい」の2つでした。弊所の弁護士がヒアリングした際も、依頼者様の精神衛生上これ以上の出社は難しいと判断。

依頼者様の訪問看護ステーションは管理者が所長であったため、弊所在籍の弁護士が直接所長に電話をして、依頼者様の退職を伝えました。

弁護士だけが可能な適切な介入と会社の対応

今回の案件は、訪問看護ステーションの責任者によるパワハラという案件でしたが、依頼者様の退職実現には、法を深く理解した弁護士のみが可能でした。

まず、引き継ぎにおいては内容を取捨選択し、必要最低限のみを書面にて作成し依頼者様の自宅から郵送にて送付することで解決しました。また、上述したように、会社側は依頼者の退職にあたり「家庭の事情を文書で提出」することを求めてきましたが、個人情報の保護やプライバシーの観点から不適切であるため、断固として拒否しました。そして、依頼者様はすでにパワハラにより精神的に限界で、所長との面談だけでなく業務も難しいことを伝え、退職までの間は有休消化にあてることも合意いただきました。

所長もまさか弁護士から電話があるとは思わなかったのでしょう。基本的にすべてこちらの要求を呑んでいただき、即日退職の実現に成功しました。

まとめ:ハラスメントに悩む訪問看護師は第三者の力を借りて退職を

まとめ:ハラスメントに悩む訪問看護師は第三者の力を借りて退職を

訪問看護の仕事をすぐに辞めたいと感じている方は、弁護士による退職代行サービスを利用することを検討してみてください。法律に基づいた適切なサポートを受けることで、精神的な負担を軽減し、円満に退職することができます。

特に管理者がハラスメントの張本人である場合、多くのケースで自力退職が困難となります。しかし、今回の依頼者様のように、法律の専門家が介入することで、会社側は手の平を返すかのように、スムーズに退職が決まることがほとんどです。まずはお気軽にご相談ください。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

弁護士法人「みやび」にご相談を

弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。