退職代行解決事例:看護師が理不尽に怒られる職場を即退職

退職代行解決事例:看護師が理不尽に怒られる職場を即退職

理不尽に怒られる職場の退職代行事例。有給休暇全消化&最低限の引き継ぎで看護師の即退職を実現しました。

今回は病院勤務の看護師の退職代行事例です。劣悪な職場環境で、日ごろから理不尽に怒られる看護師のお客様が「今まで使ったことがない有給休暇を全日数消化して辞めたい」、「引き継ぎは必要最低限。もし損害賠償をちらつかせてきたら対応してほしい」という強い意思を持って弊所「弁護士法人みやび」にご依頼いただきました。

ここでは具体的な相談事例と弊所の弁護士による退職代行の解決方法について詳しくご紹介します。2024年にはかねてより政府通達のある病院の働き方改革が開始されましたが、依然としてパワハラが蔓延している職場が未だ多く存在します。

弊所「弁護士法人みやび」では、病院の職場で理不尽な環境に置かれている看護師の方に向けて、LINEによる無料相談を実施しています。是非一度お問い合わせください。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

相談内容:上司から理不尽に怒られる看護師の退職代行依頼

相談内容:上司から理不尽に怒られる看護師の退職代行依頼

今回のご相談主は病院勤務の看護師として勤める女性の方からです。不明点などを直属の上司に相談しようとすると、「それくらい自分で判断しろ」と声を荒げて怒鳴られ、一方で自分の判断で業務を行うと「勝手に進めるんじゃない」と強い口調で叱咤されるのが日常。毎日のように職場の同僚を前にしても理不尽に怒鳴られ続け、現在では不眠や吐き気といったストレス症状に悩まされ、これ以上仕事を続けることができない状況に陥っていました。

仕事を辞めたいにも退職届を出す相手は当該パワハラの上司となるため、自力での退職が困難と判断し、この度弊所「弁護士法人みやび」に正式にご依頼いただきました。

退職代行の実施に伴い、2点具体的な希望をいただきました。1点目は「有給休暇を一度も使ったことがないため、残日数をすべて消化して退職したい」というものです。2点目は「退職日までの間は有給消化するため、引き継ぎは必要最低限しかやりたくない」という希望でした。

その一方で、自分が抱えている患者の情報などの引き継ぎを十分に行わずに退職することに対する損害賠償請求の不安も抱えていました。

看護師の年次有給休暇取得率は67.7%の背景

日本看護協会が毎年調査している年次有給休暇取得率の統計データによると、2023年度は67.7%でした。この取得率は「総取得日数÷各人の付与日数の総計」となり、年次有給休暇を年間6割程度は平均して消化できていると読み解くことができます。しかし、この背景には「年代別」、「役職別」、「病院規模別」データが取られていません。

そのため、「有給消化率が高いのは上司や役職者で若者はとれていない可能性が高い」、「病院によって有給消化率が大きく上下することが考慮されていない」、「病院によっては普段の休日を有給扱いしているところもある」ことを鑑みると、今回の依頼者様のように「これまで1日も有休消化をしたことがない」という看護師も決して少なくないはずです。

参照:2023年病院看護実態調査報告書※外部PDF

退職代行実施前のポイント:有給休暇の全消化を最優先。看護師の精神不安の軽減

退職代行実施前のポイント:有給休暇の全消化を最優先

正式な依頼を受けたあとは、具体的な打ち合わせを行い、退職代行の実施に当たっての依頼者様の強い希望をおうかがいしました。精神的にも疲労困憊の様子が見受けられ、弊所弁護士も「有給休暇の全消化による即退職を最優先にする」ことで合意。

上司や病院側が多忙や人手不足を理由に有休消化を禁ずることは違法であることを丁寧に依頼者様に説明し、精神的に安心してもらいました。また、退職代行にあたり、これまで溜まっていた有給休暇の全日数消化も可能であることを伝え、依頼者様には喜んで頂きました。

引き継ぎの負担度合いを依頼者に丁寧に説明。理不尽な要求は法的に対応も可能

もう1つの依頼者様の希望である「引き継ぎを最低限しか行いたくない」点も法的観点を踏まえて丁寧に説明しました。引き継ぎの有無自体は法律に明記されていないものの、退職者が引き継ぎをしないことで病院側が直接損失を被った場合、合法的に損害賠償を請求することができます。

しかし、それを逆手に取り、企業の中には嫌がらせのような膨大な量の引き継ぎを要求するところもあります。このようなリスクに対しても、弊所のような労働問題を専門に扱う弁護士が介入することで、必要最低限の引き継ぎで相手と合意を取ることができます。

看護師は上司との折衝は一切なし。理不尽に怒られる職場から即日退職を実現

看護師は上司との折衝は一切なし。理不尽に怒られる職場から即日退職を実現

弊所の退職代行では、弁護士が直接病院の責任者(退職手続きの決定権者)に電話連絡を入れます。その日を境に依頼者様は出勤の必要がなくなるため、自宅にて有給休暇を満喫することが可能です。

また、病院側が理不尽な要求や損害賠償を請求してきた場合にも、法に則って適切な有給休暇取得と引き継ぎを行っているため、不当な要求として退けることができます。

看護師の退職代行の実施と結果:理不尽に怒られる職場をトラブル無しで即日退職

看護師の退職代行の実施と結果:理不尽に怒られる職場をトラブル無しで即日退職

病院勤務の看護師からの退職代行依頼は年々増加傾向にあります。病院という特殊な業界ではありますが、労働法はしっかりと適用され、職場におけるパワハラは許されることはありません。

今回も弊所の弁護士が介入し、先方に対しても法的観点から「必要最低限の引き継ぎ」と「有給休暇全日数消化の権利」を伝えて同意をいただきました。仮に話がこじれる場合は、パワハラ含む病院上司側の高い違法性を指摘することも可能でした。

結果的にこちらの希望をすべて合意いただき、トラブルなく依頼者様の即日退職を実現することができました。

まとめ:職場で理不尽に怒られる看護師は弁護士に相談を。悩み・不安を解決できる

まとめ:職場で理不尽に怒られる看護師は弁護士に相談を。悩み・不安を解決できる

全国の病院勤務の看護師の中には、理不尽な職場環境で働いて精神的に疲弊している人が大勢います。「いまの私の状況でもトラブルなく退職できるかな?」と不安になっている看護師は、まずは弊所「弁護士法人みやび」にご相談ください。綿密なヒアリングをもとに法的観点から即日退職の実現の有無を丁寧に説明するとともに、ご相談者様の精神的な負担を取り除くよう努めております。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

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弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。