小売店のスーパーバイザー(SV)の退職代行事例と損害賠償回避

小売店のスーパーバイザー(SV)の退職代行事例と損害賠償回避

小売店のスーパーバイザー(SV)で働く男性の退職代行事例。売上目標の途中で退職による損害賠償請求を不安視。弊所弁護士が介入することでトラブルない退職を実現しました。

今回の退職代行解決事例は、全国に多店舗展開するスーパーマーケットのスーパーバイザー(SV)として勤務する男性からのご相談です。複数店舗の売上を管理、及び目標達成が主業務となりますが、仕事についていけずに退職を希望。売上目標達成の道半ばで突然辞めることで会社から損害賠償請求されないかを不安視していましたが、弊所弁護士が直接会社の責任者に電話交渉したことで、すべてを丸く収めて最短での退職に成功しました。

近年は小売店も競争が激化し、店舗の売上管理をしているスーパーバイザーやチーフ、エリアマネージャーに圧し掛かるプレッシャーと責任も大きくなっています。弊所「弁護士法人みやび」では、「もう限界。一日でも早く辞めたい」と精神的苦痛を感じている人に向けて退職代行サービスを提供。
まずはLINEによる無料相談窓口からお問い合わせください。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

相談内容:小売店のスーパーバイザー(SV)で売上管理の仕事がつらくて辞めたい

相談内容:小売店のスーパーバイザー(SV)で売上管理の仕事がつらくて辞めたい

今回のご相談者である中村様(35歳男性)は、今年2月に現在の小売店に転職。都市部を中心に多店舗展開するスーパーマーケットチェーンのスーパーバイザー(SV)として勤務を開始しました。業務内容は主に自分が管理する複数店舗の売上管理と目標達成に向けた企画の施策、店長・スタッフ指導となりますが、大手スーパーのため高い管理能力と数値管理を要求され、他のスーパーバイザーやチーフ(上司)についていけない悩みを持っていました。

また、仕事ができないことで日々悩み、直属の上司であるチーフとの人間関係も上手くいかず、果ては仕事のストレスと不安が積み重なって適応障害の診断を受けました。その後は他のスーパーバイザーにも叱咤され、毎日仕事場に行くことに恐怖を感じ、うつ病の症状も併発する事態へと発展し、退職を決意しました。

自力で退職する気力がなく弊所に相談。退職代行の利用を決意

ご相談者様は既に焦燥しきっていて、精神的不安から自分で退職を言い出すことが難しい状況に陥っていました。また、後述する突然の退職による会社からの損害賠償請求にも怯えていました。そこで、弊所のLINE無料相談からお問い合わせをいただき、ご相談者様を法的に守ることができると説明し、この度正式に退職代行をご依頼いただきました。

退職代行実施前のポイント:損害賠償請求の不安解消と健康状態を確認

退職代行実施前のポイント:損害賠償請求の不安解消と健康状態を確認

正式に退職代行のご依頼を受けたあとは、まずは中村様の健康状態を確認しました。すでに中村様は精神的に参っていて、頭痛、下痢、嘔吐、胸の圧迫感、睡眠障害、突然泣くなどの情緒障害の症状が出勤以外の休日時にも現れている状況でした。適応障害だけでなくうつ病も併発しており、普段の業務にも支障が出る様子は明白でした。

また、中村様はスーパーバイザー(SV)職のため、複数店舗の売上責任を負っています。そのため、突然の退職に伴い、会社側から損害賠償を請求されるのではないかと不安になっていました。

ご依頼者様の精神不安を解決。退職代行実施前に安心して自宅待機してもらう

弊所ではまずご依頼いただいた中村様の精神的不安の解消に努めました。弊所にご依頼いただいたことで、中村様はこれ以上仕事に対し苦痛を感じる必要はないこと。退職代行に伴う法的リスクは最小限に抑えることができること。中村様が心配している損害賠償請求に関しても、弊所で対応できることをお伝えし、安心していただきました。

退職代行の実施と結果:損害賠償含む法的リスクを最小限に抑え最短の退職を実施

退職代行の実施と結果:損害賠償含む法的リスクを最小限に抑え最短の退職を実施

まず、退職代行を実施するにあたり、弊所在籍の労働問題を専門とする弁護士が直接中村様の上司に電話しました。そして、中村様の現状と健康状態を正直に伝えました。具体的には1.中村様はすでに通常業務ができる状態にないこと、②適応障害やうつ病は会社が起因していること、③中村様は即刻休養が必要であること、を丁寧に説明し、早急の退職手続きを要求しました。

これにより会社側も理解・納得していただき、その日を境に出社不要及び退職手続きをとることに合意していただきました。

会社から強い引き継ぎの要望と弊所の対応

ただし、会社からは中村様の退職に伴い業務の引き継ぎを強く迫られました。実は会社からの膨大な量の引き継ぎ要求による退職日の遅延は良くあることであり、弊所弁護士がこちらに関してもしっかりと介入。引き継ぎ書の作成とそれに関する会社からの質問に対応することで、引き継ぎに関しても必要最低限に留めることに成功しました。最終的に中村様は1つのトラブルもなく無事に退職する運びとなりました。

まとめ:小売店のスーパーバイザー(SV)で退職代行検討中の方は弁護士法人みやびにご相談ください

まとめ:小売店のスーパーバイザー(SV)で退職代行検討中の方は弁護士法人みやびにご相談ください

今回のように売上管理を担うスーパーバイザーやチーフ、エリアマネージャーの場合、膨大な量の引き継ぎを会社から要求される可能性が高いです。

そのような状況になってしまうと、民間の退職代行業者では言い返すことができないので、ずるずると退職日が延びてしまうことになりかねません。弊所「弁護士法人みやび」では法的観点から会社責任者に説明ができるので、このようなトラブルに対しても対応が可能です。また、今回は退職届の作成や備品返却もトータルでサポートさせていただきました。

LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/

弁護士法人「みやび」にご相談を

弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
>>問い合わせはこちら

Author Image

佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。