退職代行は転職に不利?利用時の影響と注意点を解説

コラム | 2024年11月15日
退職代行は転職に不利?利用時の影響と注意点を解説

退職代行の利用を検討している人の中には、「退職代行を使うと転職に不利になってしまうのでは?」、「面接でバレたらどうしよう」と不安に感じている人も少なくありません。転職先が決まっているけど、急ぎ退職する方法が分からないと悩む方も多いでしょう。

実際、退職代行は便利なツールですが、誤解や不安も多く、転職先への影響が心配されがちです。そこで、今回は退職代行を利用しても転職に不利にならない方法を解説し、転職先への影響を回避するポイントをお伝えします。

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この記事で分かること

  • 退職代行の利用は転職に直接不利をもたらさない。
  • 転職先の出社日が既に決まっている場合、退職代行を活用してスムーズに辞める。
  • 退職代行を利用することで転職にポジティブな影響がある

退職代行が転職に与える不利な影響はある?

退職代行が転職に与える不利な影響はある?

退職代行を利用することで転職に不利になるのでは、と心配する方は多いです。しかし実際には、退職代行を使ったことが直接的に転職に不利な影響を与えるケースはほとんどありません。企業が採用の際に評価するポイントは、応募者のスキルや意欲であり、退職方法を調べられるわけではありません。

転職先の面接で退職代行の話題は出る?

転職活動していて、面接で退職代行の話題が出ることは基本的にありません。面接先の企業は面接者が退職代行を使ったかどうかは確認できませんし、するつもりもありません。

そのため、怯えて自分から「前職は退職代行を使って辞めてしまいました」と言ってしまわないように注意してください。退職理由は一般的に「家庭の事情」や「自分のキャリアを考えて」などで良いでしょう。ポジティブな理由付けをすれば、それ以上突っ込まれることもないはずです。

転職に不利にならない退職代行の利用方法

転職に不利にならない退職代行の利用方法

退職代行を利用しても転職に不利にならない方法があります。重要なのは、退職のタイミングや理由をしっかりと考え、退職代行を適切に活用することです。計画的な行動が次のキャリアをスムーズに進める鍵となります。

退職代行を円滑に活用するためのコツ

退職代行を活用する際には、以下の点に注意しましょう:

  • 必要書類や未払い給与の確認を事前に済ませておく。
  • 転職先に影響が出ないタイミングを選ぶ。
  • サービス選びは信頼性のある業者を重視する。

これらを守ることで、不安を最小限に抑えながら退職が可能になります。

退職代行を使って不利&転職先への影響が懸念されるケース

退職代行を使って不利&転職先への影響が懸念されるケース

一方で退職代行を使って不利&転職先への影響が懸念されるケースも幾つか考えられます。退職代行の利用にあたり、企業との関係性や法的なトラブルを避けることが重要です。

退職代行を利用する際に、転職時に不利あるいは影響が出るケースは以下が想定されます。

  • 現在働いている企業が退職を受け入れないため一向に辞めることができない。
  • 未払い給与や退職金の支払い遅延があり、法的対処が求められている。
  • 企業から損害賠償請求をされている。

退職代行を業者と契約すると、後戻りはできません。そのため、業者の担当者が交渉に失敗したり、職場の上司や社長が高圧的に出てきて退職を認めなかったり、損害賠償を請求してくる場合もあります。これらの問題を迅速に回避・解決するためにも、最初の代行業者選びは慎重にならなければなりません。

転職先が決まっている場合も退職代行が非常に便利

転職先が決まっている場合も退職代行が非常に便利

転職先が決まっている場合も退職代行は非常に便利な手段です。特に初出社日が既に決まっていて、なおかつ迫っている場合は、その日よりも前に確実に現在の職場は辞めなければなりませんので、その際に退職代行サービスを利用するのは効果的な方法となります。

転職先の出社日までに退職を済ませる方法

転職先の出社日が決まっている場合、退職代行を利用することで効率的に退職を進められます。依頼する際は以下を参考にしてください。

  1. 退職代行業者に転職先の出社日を明確に伝える。
  2. 引き継ぎが必要な場合は、事前に引継ぎ資料を作っておく。
  3. 労働契約書や有給の残日数などを事前に調べておく。

転職後も不利にならない・影響しない退職代行業者の選び方

転職後も不利にならない・影響しない退職代行業者の選び方

退職代行を利用する際には、転職後に不利な影響を受けないよう、信頼できる業者を選ぶことが重要です。特に法律に基づいた適切なサービスを提供している業者を選ぶことで、退職後のトラブルや転職活動への悪影響を回避できます。

弁護士の提供する退職代行サービスを選ぶ理由

弁護士が提供する退職代行サービスは、法的に認められた交渉の代理人となることができ、正当な手続きが確保されているため、以下のような利点があります。

  • 法的トラブルのリスクを完全に回避:弁護士が代理人として企業と交渉できるため、損害賠償請求や法的な争いを避けられます。
  • 未払い給与や退職金の請求が可能:一般的な退職代行業者ではできない未払い給与や退職金の請求が可能です。
  • 企業側の対応が迅速になる:弁護士が関与している場合、企業側も焦るため正式な退職手続きをスムーズに進める傾向があります。

弁護士の中でも選び方がある!選定のポイント

弁護士の提供する退職代行サービスを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしてください。

  1. 弁護士が直接サービス(電話介入)をしているか:サービス内容が明確で法的に正しい手続きが保証される。
  2. 口コミや実績の確認:過去の利用者のレビューをチェックして、トラブルが少ない弁護士を選ぶ。
  3. 料金体系が明確であること:追加費用の内容や不明瞭な請求が発生しないことを確認する。
  4. 相談窓口がしっかりしているか:事前相談が可能な弁護士は信頼度が高い。

一般企業(民間業者)・弁護士監修・労働組合加盟業者を避けるべき理由

転職後に不利な状況を避けるためには、一般企業(民間業者)・弁護士監修・労働組合加盟業者は避けるのがおすすめです。これらの退職代行業者はいずれも弁護士資格を持たない人間が退職交渉にあたるため、予定していた退職日に退職できなかったり、有給休暇を消化できない=出社の必要が出てくる、退職後に会社から損害賠償を請求される、といったトラブルが懸念され、転職活動にも多大な影響が出てしまいます。

退職代行を使うと不利にならないだけでなく転職活動へのポジティブな影響がある

退職代行を利用する理由はさまざまですが、多くの人は「上司や会社がパワハラしてきて辞めたくとも辞められない」といったブラック体質の企業に勤めています。

このような職場環境に居る人が正しい退職代行の使い方をすれば、転職活動においても前向きな影響をもたらします。

退職代行が転職活動に与える前向きな影響

退職代行が転職活動に与えるポジティブな影響は以下の通りです。

  • 退職時のストレスを減らし、転職活動に集中できる。
  • 退職後のトラブルリスクを減らし、スムーズに新生活を始められる。
  • 退職にまつわる精神不安をなくし、有給消化中から時間をかけてより良い転職先を選べる。

上記のように退職代行を上手に活用することで、不利になるどころか、むしろ転職活動を成功させやすくなると言えます。

退職代行で不利な影響を回避するなら「弁護士法人みやび」へお問い合わせを

退職代行で不利な影響を回避するなら「弁護士法人みやび」へお問い合わせを

今回は退職代行が転職に与える影響や、不利を避ける方法について解説しました。退職代行を利用する際に誰もが気になる不安要素は、基本的にすべて「弁護士が実施している退職代行を利用する」ことで避けることができるはずです。

弊所「弁護士法人みやび」は、退職代行の黎明期よりサービスを実施している老舗の法律事務所です。労働問題を専門に扱う弁護士が直接会社責任者に電話介入するため、確実な退職を実施します。

転職活動で不利になりたくない、影響を及ぼしたくない、と強く考える方は、まずは無料のLINE相談窓口をご利用ください。

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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。