トラック運転手をすぐ辞める方法とバックレ厳禁の理由

トラック運転手をすぐ辞める方法とバックレ厳禁の理由

トラック運転手(ドライバー)の仕事が毎日きついと感じている人に向けて、すぐに辞められる方法を解説。上司や社長から引き止めや罰金を請求されて辞められない人もご覧ください。

この記事でわかること

  • トラック運転手が辞めたいと考える理由
  • トラック運転手が辞められない状況の背景
  • トラック運転手がすぐ辞める方法
  • トラック運転手がバックレが絶対にダメな理由
  • トラック運転手を辞めたあとの転職先
  • 弁護士法人みやびの退職代行サービスで解決
目次
  1. 運送会社のトラック運転手をすぐ辞める人が多い背景
  2. 運送業界のトラック運転手がすぐに辞められない理由
  3. 労働基準監督署に相談すればトラック運転手は仕事をすぐ辞めることができる?
  4. トラック運転手が会社をすぐ辞める方法
  5. トラック運転手(ドライバー)はバックレ厳禁!トラブルの原因に
  6. トラック運転手を辞めたあとの転職先は?
  7. 会社をすぐ辞めたいトラック運転手は「弁護士法人みやび」に相談を

運送会社のトラック運転手をすぐ辞める人が多い背景

トラック運転手をすぐ辞める人が多い背景

トラック運転手(ドライバー)の仕事は毎日がきついと言われています。客観的にイメージするのは積み込みや積み下ろしが重要労働という理由かもしれませんが、それ以外にも以下の点で「将来が見えないからすぐ辞めたい」と考えに至る人が多くいるようです。

1.トラック運転手は1日の大半を車内で過ごすため心身のバランスが乱れる

トラック運転手は大型車になると片道300kmの道のりをひた走ることも珍しくありません。労働時間が長くなるだけではなく、食事を含めて1日の大半を車内で過ごし、また昼夜逆転することも頻繁のため、心身のバランスが崩れてしまいがちです。

体調不良も起きやすいですし、それでいて車の運転には細心の注意を払わなければならないため、気を抜く暇がありません。「このまま5年10年と運転し続けられる自信がない」と考えるドライバーは、転職を決意次第「すぐ辞める」と感じているようです。

2.先輩や社長からパワハラ行為を受ける

トラックや軽貨物といった運送会社は、アルコールチェックに関しては非常に敏感なものの、その他のコンプラ意識は低い会社が多くあります。所謂“ガテン系”と称される業界では、古くから仕事に慣れない新人ドライバーに対して、高圧的な態度で接する先輩上司が多くいます。

会社からすると「これは指導です」と言うかもしれませんが、客観的・法的に見たら明らかに違法行為とみなされる言動が散見されます。このような被害に遭うと、「もう仕事の限界。すぐに辞めたい」と考えに至ります。

運送業界のトラック運転手がすぐに辞められない理由

トラック運転手がすぐに辞められない理由

トラック運転手がすぐに辞められない理由は幾つかあります。会社との人間関係が上手くいっていないと、上司や社長と揉めて辞めたくとも辞められない状況に陥ってしまうことも考えられます。

給料や残業代を払ってくれない不安がある

すぐ辞めたいトラック運転手の中には、「いま辞めたら給料や残業代を払ってくれないかも」と不安に考えて辞められないでいる人もいます。もちろん給料や残業代を嫌がらせのように支払わないのは違法行為となりますので、法的措置をとることで全額支払わせることができます。しかし、「すぐ辞めるとができるなら、給料は諦める」というトラック運転手も多くいます。

上司から賠償請求されているためすぐに辞めたいけど辞められない

運送会社に勤めるトラック運転手にありがちな辞められない理由が、「会社を辞めたいと言ったら、社長から以前の事故の損失分を請求すると言われている」、「辞めたいけど、以前失敗した商品破損分を給料から差し引くと言われている」と損害賠償請求される事例です。

仮にドライバーに過失があったとしても、会社が全額請求できるわけではありませんし、また、給料から差し引くのは違法行為となります(労働基準法24条1項)。

次の転職先が決まっていない。求人が見つかるか不安のため辞められない

トラック運転手は1日の拘束時間が長いため、求人情報を見ることはできても、面接に行くことができません。また、求人情報に記載の給与や待遇と実際面接で言われた内容が大きく異なることもよくあります。次の転職先が決まっていないうちは、なかなか今の職場を退職する踏ん切りがつきませんので、ずるずると辞められないでいる人が多くいるようです。

しかし、近年は業務委託で請け負うことも容易にできるようになりました。単発案件から空いた時間に請け負うような業務形態もありますので、まずはネットで求人情報をチェックしてみるのが良いでしょう。

心身疲労困憊で退職を言い出す勇気と気力がない

毎日の激務と長時間労働のため、既に心身ともに疲弊しきっているドライバーの中には、「会社を辞めたいと言って社長と揉める気力がない」、「社長が怖くて退職を言い出す勇気がない」という人もいます。毎日業務が忙しいと、「今辞めたら穴が開くから、損害賠償を請求されるかも」と漠然と不安を抱くこともあるでしょう。

基本的に従業員の人材不足の問題は、会社の人事管理が不十分であることが原因です。代わりの人間がいないため、従業員一人が辞めたら仕事に穴が開くのは、従業員ではなく会社の責任です。しかし、上司や社長から高圧的に言われたら、「忙しいときに辞める自分が悪いのかも」と思ってしまいがちです。

労働基準監督署に相談すればトラック運転手は仕事をすぐ辞めることができる?

労働基準監督署に相談すればトラック運転手は仕事をすぐ辞めることができる?

トラック運転手が会社の正社員の場合、法的に従業員を止める権利は会社側は持っていません。退職規定に「退職を申し出てから3か月後に退職できる」、「繁忙期は退職日を打ち合わせする」といった文章が記載されていても、会社は従業員の退職を止めることは原則できません。そのため、仮に労働基準監督署に相談しても、法的にはいつでも辞められるため、職員は法律のアドバイスしかすることができません。

一方で「パワハラを訴えたい」、「損害賠償請求を退けてほしい」といった問題は弁護士の業務となります。労働法違反した過剰残業などは労基に訴えることで、会社に是正措置を求めることができますが、あくまでも勧告に留まるため、実際に会社が正してくれるとは限りません。

トラック運転手が会社をすぐ辞める方法

今の仕事がきついトラック運転手が会社をすぐ辞める方法

今の仕事がきついからすぐに辞めたいと考えているトラック運転手は、以下の方法を検討してみると良いでしょう。

退職する旨をメールで伝える

民法627条によると、正社員の退職は、会社に退職を申し出た2週間後に完了します。会社が退職届を受け取ってくれないと心配する人は、証拠が残るメールで退職の旨を伝えるのが有効です。メールの文面には、法的に退職できる退職日と、有給休暇の残日数の消化、備品は郵送で返却することを伝えましょう。

会社から「一度面談したいから出社してください」と言われても、要求に応じるべきではありません。ただし、会社が退職手続きを行わない問題が発生したときは、一刻も早く弁護士に相談するようにしましょう。自力での退職は困難と思われます。

弁護士が提供している退職代行サービスを利用する

弁護士が提供している退職代行サービスを利用することで、「辞めたいときに辞められる」、「トラブルなく辞められる」、「会社からの損害賠償請求を退ける」といったメリットがあります。特に零細中小の運送会社は、弁護士が介入するだけで会社が素直に退職手続きをとってくれる可能性があります。

退職代行は昨今一般の企業も提供するようになりましたが、金銭交渉や法律を用いた交渉は弁護士に許された業務範囲となります。零細中小の運送会社はしばしば労働法や民法を無視した言動をとることがあるため、退職時にトラブルが起きやすいです。そのため、退職代行も一般企業ではなく、労働問題を専門とした法律事務所(弁護士)に依頼するようにしましょう。

トラック運転手(ドライバー)はバックレ厳禁!トラブルの原因に

トラック運転手(ドライバー)はバックレは駄目!トラブルの元

トラックドライバーをどうしても辞められない、辞めたいけど上司が怖くて言い出せないという人の中には、無断で仕事に行かないで辞めようとする、いわゆる「バックレ」行為を考えている人もいるでしょう。

しかし、仕事をバックレてしまうと、会社はトラック運転手の退職の意思を確認できないため、退職の手続きができません。そのため、会社側は従業員の自宅や実家(緊急連絡先)に連絡や訪問することになり、自分の立場がより危うくなります。バックレは社会的に不利な立場になるだけなので避けるようにしてください。

トラック運転手を辞めたあとの転職先は?

トラック運転手を辞めたあとの転職先は?

トラック運転手を辞めたいけど辞められない人の中には、「転職先がすぐに見つかるか不安」、「トラック運転手以外の職種に就きたいけど探せるか分からない」といった不安に駆られて退職できない人も少なくないでしょう。

そこで、以下ではトラック運転手の経験を活かせるおすすめの転職先を紹介します。

求人には困らない!「物流・倉庫業務」

物流や倉庫での業務は、トラック運転手の経験が活かせる分野です。荷物の管理や輸送の計画、配送センターでの仕事なども関連するスキルを活かせます。管理者として就くことも可能なので、キャリアアップを目指したい人におすすめです。

運転するのが好きな人向け「タクシー/バスドライバー」

タクシーやバスの運転手、配達業者(宅配便、Uber Eats、Amazon Flexなど)としての仕事は、運転スキルをそのまま使える転職先です。

一人の運転や長距離運転が好き・得意な人はバスドライバーがいいかもしれません。

重機など大型車両を動かせるなら「建設業・土木作業」

大型車両の操作や運搬経験が活かせる現場作業や、建設・土木業界での仕事もあります。クレーンや重機オペレーターへの転職も考えられます。

重機操縦の経験がない人でも、会社によっては資格取得の補助を出してくれるところも多いので、求人を探してみるといいでしょう。

異業種であれば「営業職」なら転職先に困らない!

トラック運転手として得た精神的タフさや現場での実務経験を活かして、これまで経験のない業界への転職も可能です。もし身近な業界に転職したいのであれば、物流や運送会社の営業職に転職することもできるでしょう。

肉体的な体力の負担を減らしたい人は「カスタマーサポートや事務職」へ

身体的・体力的な負担を減らしたい場合、運送会社や物流関連の事務職やカスタマーサポートに転向することもできます。ただし、カスタマーサポートは事務職特有の精神的な負担が大きいほか、職場の同僚上司との人間関係によって働きやすさは大きく変わります。

一般社員の平均収入なら比較的早く達成可能「独立・起業」

自分で小規模な配送業務を始める、あるいは運送関連のコンサルティングを行うなど、独立を目指す選択肢もあります。業務委託ドライバーも選択肢の一つですし、動画配信して広告収益を得るドライバーもいます。

会社をすぐ辞めたいトラック運転手は「弁護士法人みやび」に相談を

会社をすぐ辞めたいトラック運転手は「弁護士法人みやび」に相談を

今の会社をすぐ辞めたいと考えるトラック運転手や、弁護士法人みやびにお問い合わせください。弁護士法人みやびでは、正社員・業務委託問わずトラック運転手の即時契約解除、及び即日退職の実績を多数有しています。

トラック運転手の多くは時間的な余裕がないため、弊所ではLINEやEmailによる相談と依頼を受け付けています。「1日も早く辞めたい」と考える人は、まずはお問い合わせください。

弁護士法人みやびのサービス「無料LINE相談」、「無料転職サポート」

弁護士法人みやびと他の法律事務所との違いは以下の通りです。
・民間の代行業者と同水準の代行料金
・無料LINE相談窓口の設置
・無料転職サポート
・無期限のアフターフォロー

弁護士法人みやびは信頼の置ける転職エージェントと提携しているため、退職代行の完了と同時に無料の転職サポートを受けることができます。

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弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。


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