退職代行解決事例:パワハラを受けた看護師の希望退職を実現
診療所に勤務する50代女性・准看護師さんからのご依頼。パワハラに悩んでいるため、早期退職を希望。弊所弁護士が介入することで希望日に退職を実現しました。
今回の相談者は診療所勤務の准看護士さんです。日ごろから事務長と師長から言葉によるパワハラを受けており、この度退職を決意。しかし、退職の意思を伝えても師長からは「そんな簡単に辞めるなんて非常識」、「今辞められたら病院が困る」などと身勝手なことを言われて退職できず、自力で辞めることは困難だと判断。ネットで解決策を模索しているうちに退職代行の存在を知り、この度弊所「弁護士法人みやび」にお問い合わせいただきました。
弊所「弁護士法人みやび」では、辞めたいけど辞められない、または事情により自力の退職が困難という看護師に向けて、LINE無料相談窓口を設置しています。実際の退職交渉には弊所在籍の弁護士が直接行いますので、どのような困難な状況あっても確実な退職が可能となります。まずはご相談ください。
LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/
相談内容:パワハラに疲弊した准看護士の退職代行を実施
ご相談者様は有床診療所で准看護師として働いており、9月18日に退職の意思を事務長に伝えました。しかし、「人手不足だから」との理由で非常勤として、10月16日以降のシフトに入るよう求められました。
ところが、10月3日に改めて雇用形態について確認すると、事務長から「聞いてない」、「俺を信用できないのか」と脅され、不安になったため再び退職の意思を告げました。さらに、師長からのパワハラが原因でストレスが溜まり、10月3日と7日の夜勤を休んでしまいました。10月9日に復帰して再度退職の意思を伝えましたが、「非常識」、「病院が困る」などの言葉で責められました。最終的には、11月15日をもって退職すると伝えたものの、その後も師長と事務長の言葉によるパワハラが続き、自身も精神的に参ってしまい、圧力に屈してしまったとのことです。
弊所「弁護士法人みやび」にご相談いただいたときは既に焦燥しきっていて、心身ともに疲弊している様子がうかがえました。そのため、一日も早い退職代行の実行を心掛けるようにしました。
近年看護師からの退職代行の相談が相次いでいる背景
令和4年度の厚生労働省白書によると、全国の看護師は約168万人。それに対し2025年度に必要とされる看護時は196万人以上と言われています。今後2025年までに増加する看護師就業者数を加味しても、およそ13万人の看護師が日本で不足する予想がされています。
近年は看護師一人に対する仕事量や責任も増えており、全国の病院や診療所で過重労働が危惧されています。また、今回のように師長や院長といった権力を持つ上司からのパワハラも多数報告されており、自分のキャリアのために第三者の仲介を経てでも一刻も早く退職を希望する看護師が増えているように思えます。
退職代行実施前のポイント:准看護士の退職の権利の確認とパワハラへの対処法
診療所が准看護士である依頼者様を引き止める大きな理由の1つが「人手不足」です。業界問わず、人手不足を理由に従業員を退職させない会社は数多く存在します。
一見すると人手不足と言う理由は正当性があるようにも考えられますが、従業員には退職の権利があります。病院や診療所が強引に従業員を辞めさせない場合は、憲法の職業選択の自由を奪うことになります。
そのため、まずは依頼者様に対し、人手不足の中で辞めても法的に守られることを伝え、不安の払しょくに努めました。また、事務長と師長によるパワハラに関しても記録を取り、証拠として確保しました。仮に診療所とトラブルになった際は、こちらの記録を労働基準監督署に持ち込んだり、依頼者様の意思によっては診療所に対して損害賠償請求も視野に入れます。
退職代行の実施と結果:内容証明郵便で退職通知。准看護士の希望日に退職成功
無料LINE相談を経て正式にご依頼いただいた後は、まずは退職通知書を診療所に送付しました。冒頭でもご説明したように、診療所の責任者はパワハラ体質であり、「そんな話聞いていない」と話しをひっくり返すことが想定されます。そのため、退職の意思を証拠として残すため、内容証明郵便にて送付し、11月15日付(依頼者様の希望退職日)で常勤の准看護士職を退職することを明記しました。
最終的に、依頼者様は11月15日をもって無事に退職することができました。また、パワハラに対する適切な対応が行われたことで、精神的な負担も軽減されました。依頼者様からは「佐藤弁護士に依頼して本当に良かった」という感謝の言葉をいただきました。
退職届の作成サポートも実施
弊所在籍の弁護士が診療所の責任者と連絡をとったところ、退職手続きのために正式な退職届の郵送を求められました。准看護士の依頼者様は退職届の書き方が分からず、場合によっては記載すべき事項の漏れが懸念されたため、弊所の方で退職届の作成もサポートさせていただきました。
困難だった点:准看護士の希望日で退職を実現。万が一のトラブルにも対応
弊所の弁護士が直接介入して診療所の責任者と交渉したことにより、依頼者様の希望する日付けにて退職を実現しました。また、相手の出方によってはパワハラによる損害賠償請求の話を持ち出すことにより、退職の合理性と診療所の違法性を訴えることも視野に入れていました。
また、無用なトラブルを避けるため、診療所の言い分である人手不足に対してもある程度の考慮は必要と話した上で、依頼者の退職の権利をしっかりと提示しました。
まとめ:パワハラで精神的に疲弊している准看護士は是非ご相談を
パワハラが蔓延している職場で働き続けていると、徐々に精神は蝕まれて正常な判断を下すことができなくなり、心身の病気に陥るまで辞めることができないこともよくあります。自身の仕事のキャリアだけでなく、私生活にも多大な影響を及ぼすため、弁護士による退職代行は、職場のストレスや圧力から解放されるための有効な手段と言えます。
弊所「弁護士法人みやび」では、看護師の退職の助力となるべく、無料のLINE相談窓口を設けています。お悩みの際は、ぜひご相談ください。
LINE無料相談窓口:https://taishoku-service.com/formline/
弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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