軽貨物で違約金を請求された。業務委託契約を解除してすぐに辞める方法
軽貨物を請け負っている個人事業主が「契約解除時に会社から違約金を請求された」という事例が相次いでいます。ここでは、契約解除時のトラブル回避方法を紹介します。
軽貨物で運送業者から違約金を請求される事例とは？
軽貨物業を営む個人事業主の中には、契約先の運送業者から契約解除時に違約金や損害賠償を請求されることがあります。以下にはありがちな事例を紹介します。
- 契約期間中に辞めたことで違約金を請求された
- 契約期間中に事故をした際の修理費用などを請求された
- 自分が辞めると会社が回らないという理由で損失分を違約金または損害賠償として請求された
などが定番です。場合によっては個人事業主側も「来月まで働くので、それまでに新しいドライバーを見つけてください」と合意をとったにも関わらず、期日になっても欠員が埋まらないため、強制的に契約解除したところ、違約金を請求されたという事例もあります。
軽貨物を辞めたいけど違約金を請求されたときは業務委託契約書を再確認
軽貨物で運送会社から違約金を請求されたとき、まずは就業時に締結した業務委託契約書を見直すことからはじめましょう。個人事業主はケースによって労働法が適用されないため、原則業務委託契約に沿って業務を遂行します。
ただし、顧問弁護士が在籍していたり、大手企業でもない限り、法令に則った違約金や損害賠償の規定がある業務委託契約書はあまり見かけません。違約金や損害賠償に関しても、具体的な支払い上限金額や算出方法などが明記されていない限り、運送会社は損失分を正確に明示しなければならないため、実際委託業者に違約金（損害賠償）を請求させることは困難となります。
軽貨物ドライバーが運送会社から違約金を請求された時の対処法
軽貨物のドライバーが運送会社から違約金を請求された際、法律の知識がない素人だと、脅されてつい支払いに同意してしまいがちです。仮に業務委託契約書に高額な違約金の内訳が明記されていても、理不尽に感じるのであれば、すぐに支払う必要はまったくありません。
ただし、法律の素人が一人で解決するのは困難ですし、個人事業主が企業に立ち向かうのも現実的ではありません。そのため、このような事例では労働問題を専門とした弁護士事務所に依頼するのが解決への近道となります。
業務委託契約の途中契約解除はできる
業務委託契約を結んでいる軽貨物業者の多くは、「業務委託契約期間中に契約解除したら違約金を請求される」と思い込んでいるようですが、契約書の規定に違約金の内容が明記されていない場合は民法に従うことになり、現実的に運送会社のすべての要求（請求）が通ることはほとんどありません。
そのため、運送会社から違約金を請求されたときは、焦らず落ち着いて対処する精神力が求められます。
軽貨物業で違約金を請求された後は「弁護士」へ法律相談を
軽貨物のドライバーが業務委託契約で運送会社側と揉めて違約金を請求された場合は、労働問題を専門とした弁護士事務所に依頼するのが最適です。
「でも弁護士費用が高そう」とイメージする人も多いですが、おすすめは「退職代行サービス」を提供している弁護士です。退職代行とは「辞めたいけど辞められない」人に向けて退職手続きや各種交渉の代行サービスとなりますが、弁護士であれば業務委託契約者の途中契約解除や違約金請求への対応も請け負うことが可能です。また、弁護士によってはLINEチャットなどで無料で法律相談窓口を設けているところもあります。
軽貨物の仕事をいますぐ辞めたいときは「弁護士法人みやび」に相談を
軽貨物の業務委託契約をいますぐ辞めたい（退職したい）と考える人は、弁護士法人みやびにご相談ください。すでに違約金を請求されている、あるいはこれから契約解除の相談を試みるが、相手の出方が心配、という人は、自分では解決困難なトラブルに遭う前に労働問題の専門家に相談するのが被害を最小限に抑えるポイントです。
弁護士法人みやびは軽貨物ドライバーのあらゆる悩みの解決実績有り
コロナ以降は個人事業主の軽貨物ドライバーが急増していますが、それに伴い不当な契約を強いられている人も少なくありません。弁護士法人みやびはこれまであらゆる業種の業務委託の契約解除、及び違約金請求を退けた実績があります。まずはお気軽にご相談ください。
軽貨物ドライバーは転職先に注意が必要：給料＆収入だけで決めない
軽貨物ドライバーは業務委託契約の解除を希望すると同時に、次の契約先を見つけなければなりません。軽貨物業は近年ネット通販の市場拡大と共に需要が急速に伸びている業種の1つです。今後も軽貨物が廃れることは考えにくい点は魅力ですが、契約する運送会社がコンプライアンスを徹底してくれるかどうかは必ず事前に確認するようにしましょう。また、業務委託契約書にはすぐに判を押さないよう、特に途中の契約解除項目と違約金の規定に関してはじっくりと吟味するようにしてください。
