歯科医師がしんどいから辞めたい。転職事情や退職法

業種別, 病院・福祉施設 | 2024年3月11日
歯科医師がしんどいから辞めたい。転職事情や退職法

歯科医師がしんどいから辞めたいと考えている人の中には「転職先があるか不安」という人もいます。また、院長から圧力をかけられて辞められない人もいるでしょう。

そこで、ここでは歯科医師の実際の転職事情や退職方法、辞めたいけど辞められない時の対処法を具体的に紹介します。

歯科医師の離職率と辞めたいと考える人が多い理由

歯科医師の離職率と辞めたいと考える人が多い理由

歯科医師の離職率は平均14%前後で推移しており、これは他の業界と比較しても取り分け高い数値ではありません。歯科医師が退職する理由は大きく分けて「今の職場に不満があるから」と「開業したいから」に分けることができます。

今の職場に不満がある人は、以下の理由が多いようです。

  1. 院長や副院長の経営方針についていけない
  2. 慢性的な人員不足で疲労が蓄積している
  3. 給料(収入)に不満がある
  4. 退職金がなく有給休暇も使わせてくれない

上記は主に病院ではなく個人開業医の歯科医院で働く人が不満に思う傾向にあります。開業医の歯科医院は創業の歴史が浅いため、退職金の実績がなく用意もないのが普通です。また、人員の補充を訴えてても、院長によっては「貴方たちだけで回せるでしょ」と現場の声に耳を傾けてくれません。それでいて有給休暇を申請すると、「この忙しいのに休まれたらみんな困る」と突っぱねられるのが定番です。

基本的に上記で上げた項目の1つでも不満やストレスに感じると、多くの歯科医師は退職、及び転職を決断する傾向にあります。

「しんどいから辞めたい」と転職を考える女性の歯科医師も多数

「しんどいから辞めたい」と転職を考える女性の歯科医師も多数

「しんどいから辞めたい」と考えている歯科医師の中には女性の先生も多くいます。女性歯科医師の辞めたい理由は主に以下となります。

  1. 院長からセクハラや食事に誘われる
  2. 院長の奥さんの副院長に目をつけられる
  3. 育児と両立ができない
  4. 人手が足りないためシフトの融通が利かない
  5. 子供の学校の送り迎えの時間が合わない
  6. 仕事によるストレス過多

などが挙げられます。残業はそれほどないものの、育児とのバランスをとるのが難しいとの声が多く見受けられます。また、個人開業の歯科医院の多くは、院長と副院長が夫婦であることが多いです。そのため、女性歯科医師は副院長に目をつけられていびられたり、「あなた夫を食事に誘ったんでしょ」などといわれのない言いがかりをつけられて、職場に居づらくなる人もいるようです。

しんどいから辞めたい歯科医師の転職先は「開業」が過半数

しんどいから辞めたい歯科医師の転職先は「開業」が過半数

しんどいから辞めたいと考える歯科医師は多いですが、20代であれば別の歯科医院の求人を探し、30代から40代にかけては自分で開業する人が過半数となります。また、60代になるとおよそ8割の歯科医師が開業している統計があります。

そのため、現在の歯科医院を辞めたい場合は、自分の5年後10年後のキャリア・ステップを考えて、転職するか開業するかを決断するのがいいでしょう。

しんどいから辞めたいと考える歯科医師。辞められない理由は?

しんどいから辞めたいと考える歯科医師。辞められない理由は?

しんどいから辞めたいと考える歯科医師の中には、辞めたくとも辞められないで困っている人もいます。通常は退職を申し出て退職届を院長に提出すれば済むのですが、院長によっては身勝手な理由から退職届を受け取ってくれず、退職の手続きを一向にしてくれない歯科医院も実は少なくありません。

  1. 既に薬を服用しているほど精神状態が不安定
  2. 勝手に退職したら損害賠償を請求すると脅されている
  3. 辞めてもいいけど有給は消化できないと言われている

このように、辞めたくとも辞められない状況に陥っている歯科医師が取るべき手段は、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

電話やメールで出勤拒否の連絡をしてそのまま退職する

直接会って院長に退職を伝えると辞められない場合は、自宅から電話やメールをして出勤拒否するのが手段の1つとして考えられます。法的には電話やメールで退職を申し出るのも問題ありませんし、歯科医院(会社)側は歯科医師(従業員)の退職を断る権利はなく、退職手続きをしないで引き止めるのは重大な違法行為となります。

しかし、実際多くの歯科医師は、実行に移せない、あるいは院長から脅されて出勤せざるを得ないで困っています。法律が分からなければ訴訟手続きもできませんし、逆に相手に訴えられることを恐れて、なかなか言い出せない人がほとんどです。

「退職代行サービス」を利用して歯科医師の仕事を即日に辞める!

「退職代行サービス」を利用して歯科医師の仕事を即日に辞める!

「1日でも早く辞めたい」、「来週から出社したくない」、「有休も全部消化して辞めたい」という歯科医師は、退職代行サービスを利用して確実な退職を実現してみるのはいかがでしょうか。万が一歯科医院側が損害賠償を請求してきたり、退職の手続きをしない行為が見られた場合も、退職代行・弁護士であれば迅速に問題を解決することができます。

また、退職代行サービスは「辞めたいときに辞めることができる」のが大きな特徴の1つです。「〇〇日から仕事に行きたくない」と伝えれば、その日から有休消化期間になるよう交渉してくれるので、正式な退職日までの期間中、歯科医師は自宅療養して過ごすことができます。

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