理学療法士の仕事を1年目ですぐ辞めたい人のおすすめの退職方法
理学療法士は近年多様な業界で活躍していますが、「1年目だけどすぐに辞めたい」と考える人も少なくありません。ここではその理由と推奨される退職方法と進路を紹介します。
理学療法士の仕事・職場を辞めたいと考える理由とは?
理学療法士は大学もしくは専門学校を卒業し、認定試験を経て取得できる国家資格となります。資格の取得に最低でも3年かかるため、多くの人がキャリアプランを早いうちに具体的に考えている様子が見受けられます。
しかし、実際に現場に就くと、いくつかの要因から「まだ1年目だけど辞めたい」と考えるようになる人が少なくありません。その原因とはどういったものが挙げられるのでしょうか。
1.理学療法士は給料が安い
理学療法士が活躍する職場は多岐にわたります。病院、福祉施設、リハビリセンター、フィットネスクラブなど、全国どの地域でも必ず求められる資格と言えるでしょう。平均給与は決して低いわけではないのですが、昇給幅が少なく、ピークとなる55~59歳でも年収は600万円弱となります。
若いうちは良いのですが、30代、40代と年齢を重ねていくにつれ、「このまま理学療法士として働いてもいいのかな」、「いまの職場だと年収500万円がやっとかも」と不安を覚えるようになり、やがて退職を検討するようになります。
2.理学療法士は人間関係が大変
理学療法士を活かせる業界は上述したように病院や老人ホームなど福祉施設関連が主ですが、閉鎖的な人間関係であることや、上下関係が厳しく、パワハラ等が存在する職場であることも珍しくありません。患者がいるため厳しい環境であることは承知の上でも、日々先輩上司からの叱咤やいびりに耐えていると、心身ともに疲弊してしまい、結果的に「もう限界。いますぐ辞めたい」と考えるようになる人が多くいます。
3.理学療法士は残業が多くノルマがある
理学療法士の仕事は患者のリハビリが主となりますが、施設によって1日に割かなければならないリハビリ時間が決まっています。通常は6時間前後が多く、それ以外に雑務(デスクワーク)や後輩指導などが発生するため、残業は決して少なくありません。また、残業代がでるかは職場の体質によって変わりますが、実際はサービス残業を強いられる職場がほとんどのようです。
理学療法士の退職を検討:転職すれば解決するか否かを考える
理学療法士を辞めたい人は、「職場を変えれば問題は解決するかどうか」を考えてください。理学療法士として今後も働き続けたいのであれば、理学療法士が求められる別の業界に転職するのも良いでしょう。
一方で「理学療法士としての仕事ではなく、別の業種・職種で働きたい」のであれば、年齢によっては転職活動に時間がかかるため、計画的な退職が必要となります。
理学療法士は上述したように、幅広い業界で人材募集している職種のため、給料や人間関係が主な退職理由であれば、職場を変えることで大幅に改善されるケースも良くあります。
理学療法士を1年目・2年目で辞めたいけど我慢すべき?後悔しない辞め方
理学療法士として職場勤務してから1年目・2年目で辞めたい場合、「退職したいけど後悔するかも」と不安になっている人もいます。しかし、理学療法士の求人倍率は約1.2倍となるため、それほど転職活動が難しいわけではありません。いまの職場で働き続けることが困難と考えるのであれば、退職して別の職場を探すのは心身・将来設計ともに有効と言えるのではないでしょうか。
転職で後悔するパターンは、入社後に前職の職場と比べて「仕事がきつい・人間関係が悪い・給料/福利厚生に不満がある」ことです。面接で具体的に質問しておけば、仮に「面接で言われたことと条件が違う」といった問題が起きた場合は、合法的に即日に労働契約の解除ができます。
理学療法士の仕事に心身のストレスが溜まるなら独立もあり│パーソナルトレーナーへ転職
理学療法士のいまの職場に心身のストレスを感じている、でも仕事内容自体に不満はない、と言う場合、転職してさらに状況が悪化することが懸念されます。今後の将来・人生設計を考えたとき、ケースによっては「独立」するのも有効です。
個人事業主(フリーランス)として近年流行りのパーソナルトレーナーに転身する人は実は少なくありません。最初はフィットネスジムと業務委託契約を結び場所と器具を借りて、顧客が定着したら完全に独立するのが良いでしょう。
理学療法士をすぐ辞めたい人の退職理由とは
理学療法士をすぐに辞めたい人が、職場の上司に説明する退職理由として最も適当なのは以下が考えられます。
- 心身の不調を理由に退職
病院・福祉施設で働いていれば、先輩上司も「それそろ彼は限界だな」と分かってくるものです。心身の不調を理由に退職届を出しても、「やっぱり」と思って受領してくれる可能性が高いです。うつ病や適応障害などの症状が見られたら、病院から診断書を貰うとより説得力が増します。 - 家庭の事情を理由に退職
受け入れやすい退職理由は「育児に専念・引っ越し・実家に帰省」です。ただし、上司によっては人のプライバシーに踏み込んでくる人もいるので、より具体的に説明を求められたときの言い訳は考えておく必要がありそうです。
辞めたいけど辞められない・退職を言い出せない理学療法士の解決法
一方で明確な退職理由を上司や会社に報告しても、中には「退職届を受け取ってくれない・上司が辞めさせてくれない」と言った問題を抱えている人もいます。理学療法士は20~30代社員が多く、年齢を重ねるごとに転職が難しくなることが懸念されるため、退職を決断したのであれば、早いうちに職場を離れるのがおすすめです。
このように会社を辞めたいけど辞められない人の駆け込み寺として近年注目されているサービスに「退職代行」が挙げられます。
理学療法士が退職代行サービスを利用した成功事例
会社をいますぐ辞めたい理学療法士が退職代行サービスを利用して成功した事例は幾つもあります。理学療法士が務める病院や福祉施設も一般企業であることに変わりはありませんので、弁護士が提供する退職代行を利用すれば、依頼者の辞めたい日に辞めることができます。
法的には最短2週間後に退職できる
一般的には職場の就業規則に則って退職手続きをおこないますが、多くの会社では「退職届を出した3か月後」とあります。しかし、心身ともにストレスを抱えている人は、3か月も待つことはできません。「明日から行きたくない」、「月曜から出社拒否したい」という人も多いでしょう。
法律の観点から説明すると、実は退職を申し出てから2週間後に労働契約を解除=退職できるものとされています(民法627条)。一方で正社員でなく有期雇用の派遣の場合は、正当な退職理由があれば即日で辞めることができるとされています(民法628条)。
いずれも状況によって対応が変わるため、退職代行の提供実績が豊富な弁護士事務所に相談するのが先決です。
パワハラ上司の職場を辞めたいときに退職代行を利用。有休消化もすべて成功
パワハラ気質のある上司、それを許容する会社を個人が辞めるのは大変です。「患者がいるのに有給休暇なんて使えるわけないでしょ」、「この忙しいときに退職したら損害賠償請求するからね」と半ば脅されることもしばしば。退職代行を利用すると、弁護士資格を持つ者が直接電話を入れて介入するため、これまで高圧的だった上司や社長も手の平を返すように態度を変えます。結果的に有給休暇の残日数すべての消化はもちろん、場合によっては未払いの残業代や給料・退職金請求もできます。
理学療法士が今の仕事をすぐに辞めたい:「弁護士法人みやび」が解決
「理学療法士として働いているけど、いまの職場にこれ以上出社できない」
そのような緊急の問題を抱えている人は、弁護士法人みやびにご相談ください。弁護士法人みやびは東京に拠点を置く法律事務所で、古くから退職代行を提供している老舗の弁護士です。
理学療法士、病院、介護施設含む福祉施設の就労者に対しても豊富な退職代行の実績があります。「来週の月曜日から出社拒否したい」と希望があれば、打ち合わせ後速やかに弁護士が職場に連絡を入れて介入。正式に決定した退職日までは有休休暇を消化して自宅療養できますし、もし有休がなければ即日退職を視野に入れて交渉します。
退職完了後は転職活動のサポートも可能
退職完了後は希望があれば無料で転職サポートを実施しているのも弁護士法人みやびの特徴の1つです。提携している信頼できる転職エージェントを紹介します。弁護士紹介のため転職先がブラック企業だった、といったトラブルも最小限に済みます。