休日出勤と上司のパワハラが酷いから辞めたい!即退職できる?

休日出勤と上司のパワハラが酷いから辞めたい!即退職できる?

休日出勤を断れない社風の会社は、上司がパワハラ気質なところが多く見受けられます。将来を不安視してなるべく早く辞めたい人は、即退職できるのでしょうか?ここでは法的に1日でも早く退職できる方法を紹介します。

会社都合で休日出勤を強要。断ることはできない?

会社の都合で度々休日出勤を強要してくる上司も少なくありません。断りづらい社風なので承諾するしかない状況にあるものの、これは正当に断ることはできないのでしょうか。

まず、休日出勤自体に会社側に違法性はありません。36協定を結んでいるか、事前の雇用契約・就業規則に休日出勤を命じることがある旨が記載されていれば、基本的に従業員は断ることはできません。

従業員が休日出勤を断れるケースとは?

一方で休日出勤を命じられても以下の条件で断ることができます。

1.休日出勤をする理由・根拠が乏しい
2.冠婚葬祭など社会通念上日にちをずらすことが難しい用事がある

冠婚葬祭のほか引っ越しや通院、体調不良、育児等も休日出勤を正当に断る理由として挙げられます。

休日出勤を拒否して万が一懲戒解雇になった場合は、訴えることで普通解雇に戻してもらうこともできます。数度の休日出勤の拒否で懲戒解雇や減給処分などは、いきすぎた罰則として解釈されます。

上司のパワハラが酷い。休日出勤&残業でストレス続き

上司のパワハラが酷い。休日出勤&残業でストレス続き

上司のパワハラが酷く、休日出勤や残業が続いてストレスによる心身の負担が大きくなってきたら、うつ病や適応障害といった心の病気になる前に休職や退職といった対応が必要となります。

休日出勤は常態化することが多い。自分だけ多く振られたり予定があることも

休日出勤を定期的に強いる会社や上司は、それが業務上当たり前だと考えている節があります。嫌がらせのように休日出勤を自分だけ振られたり、予定があるため断ろうとしても高圧的な態度で強要するのが普通です。このような職場で働き続けていると、自分の心が病むのも時間の問題と言えるかもしれません。

休日出勤はもう限界。辞めたい時のパワハラ上司への対応と対処法

休日出勤はもう限界。辞めたい時のパワハラ上司への対応

休日出勤はもう限界と感じ、退職を決意するも「パワハラ上司が辞めさせてくれない」ことも考えられます。上述したように休日出勤自体は法的にも認められていますので、会社都合退職も難しいケースが多いです。しかし、何の根拠のない休日出勤が続いたり、サービス残業が強いられている場合は、違法性が高く、またうつ病など心身の疾患を負ったのであれば、会社都合退職の交渉も可能ですし、場合によっては慰謝料の請求もできます。

即日に退職する方法:退職代行サービスの利用

即日に退職する方法:退職代行サービスの利用

休日出勤を強制するパワハラ気質の上司・会社を退職したい場合、まずは慣例に沿って就業規則を確認するのが良いでしょう。しかし、就業規則には「退職届を受理後3か月後に退職」と記載されているのが一般的です。パワハラ上司の場合、退職届を受け取ってくれないこともあれば、「この忙しいのに退職なんてできるわけないでしょ」と突っぱねられることもあります。

そのような劣悪な職場環境の中で就業規則に反して1日でも早く辞めたい場合、「退職代行サービス」の利用がおすすめです。退職代行サービスは「仕事を辞めたいけど辞められない」人に向けて、退職の手続きを業者が代行するサービスとなります。

退職代行を利用すれば有給休暇を消化後に辞められる

退職代行業者に依頼すると、依頼者が辞めたい日に業者の担当者が会社に連絡を入れてくれます。原則その日から出社する必要がなくなり、正式な退職日まで有給休暇を消化して自宅療養することになります。

パワハラ上司がいる仕事を辞めたいときは弁護士の退職代行を利用

パワハラ上司がいる仕事を辞めたいときは弁護士の退職代行を利用

退職代行サービスは主に一般企業と弁護士事務所が提供しています。退職の連絡をすれば会社が素直に手続きしてくれるのであれば一般企業の退職代行でも良いのですが、上司がパワハラ気質であったり、人事や総務が法令順守をしていないようであれば、トラブルになる可能性があります。そのような会社を即日退職したい場合は、弁護士事務所に依頼して問題を解決してもらうのがおすすめです。

退職届や備品はどうする?パワハラ上司と会いたくない時の対処法

退職代行業者が介入した日を境に、依頼者は出社義務がなくなります。退職届や備品が手元にある場合は、郵送にて送ることで対応することができますので、上司から「直接返しに来い」、「退職の手続きをとるには一度面談が必要」と言われても出社する必要はありません。

休日出勤の連続でもう辞めたい。パワハラ体質の会社は退職代行を利用

休日出勤の連続でもう辞めたい。パワハラ体質の会社は退職代行を利用

休日出勤や残業の連続でストレスが限界に達している人は、職場を変えることで人生がより良い方向へ進むことも考えられます。自力ではなかなか辞められない状況にある人は、退職代行を利用することでスムーズかつ確実な退職が可能です。

弁護士に退職代行を依頼するときは、労働問題を専門に扱い、退職代行の実績が豊富な事務所を探してください。弊所弁護士法人みやびは老舗の退職代行弁護士として、いかなるパワハラ上司に対しても確実な退職を実現しています。