職場が合わないから「辞めたい」場合のやるべきことと解決法

職場が合わないから「辞めたい」場合のやるべきことと解決法

会社の職場が合わないと「辞めたい」と考えるものです。しかし、本当に退職すべきか迷いがちです。ここでは職場が合わない人のやるべきこと、考えるべきことを紹介します。

職場の雰囲気が合わないから辞めたい。これって退職理由としてあり?

会社の退職理由の1つに「職場の雰囲気が合わない」ことを挙げる人の中には、「これって会社の退職理由としてあり?」、「社会人としての常識がないとか言われそう」と考えて退職を躊躇している人もいます。

しかし、日本の企業は業界業種によって職場の雰囲気は雲泥の差があり、ブラック体質な職場で働いてしまうと、職場の社風や人間関係に毎日悩まされてしまうこともよくあります。

自分が企業から与えられる業務に対して、最高のパフォーマンスを出せる環境に勤めることが、デキる社会人の条件ともいえるのではないでしょうか。

職場が合わないから辞めたい理由:仕事内容・上司の人間関係・社風が原因

職場が合わないから辞めたい理由:仕事内容・上司の人間関係・社風が原因

職場が合わないから辞めたい理由の定番として、「仕事内容」、「上司の人間関係」、「社風」の3つがよく挙げられます。

仕事内容:自分のスキルが活かせない。やりがいを感じられない

仕事内容が当初抱いていたイメージとギャップがあると、それを理由に会社を辞めたいと考えることもよくあります。新卒であれば頑張ってみようと思っても、転職組はそうはいきません。これまで培ったスキルやノウハウを活かしたいと考えるため、それができないと分かると、とたんに仕事に対しやりがいを感じられなくなることがあります。

上司の人間関係:先輩上司がハラスメント行為をしてくる

職場の先輩上司がパワハラやセクハラ、モラハラといったハラスメント行為をしてくることもあるでしょう。周囲に相談できる相手がいない場合、多くのケースで「ハラスメントが許される職場の雰囲気」となっています。このような職場で働く限り、自力での解決は困難なため、辞めたいと感じたときに辞めるのが、現状を変える最善の策と言えるでしょう。

社風:社風が合う合わないかは長く勤める上で重要

「転職先が体育会系の社風で自分に合わない」、「上司に何も言うことができず、ボトムアップの環境が皆無」といった社風から仕事を辞めたいと考えるビジネスマンも多くいます。前職と社風が大きく違ったり、自分の性格に合わないと、その職場に居るだけでも心身が疲労してしまいます。

職場が合わないから辞めたい理由:給料条件や評価が改善されない

職場が合わないから辞めたい理由:給料条件や評価が改善されない

転職してキャリアアップを望んでいる人が職場が合わないことを理由に退職を検討しているケースでは、給料条件や成績の評価基準が納得できないことも挙げられます。

給料の昇給・インセンティブの条件や成績評価については法律の及ばないところになるため、企業の上層部から嫌われたり、もともと評価されていない部署に配属されてしまうと、いくら改善を訴えても解決できないことがほとんどです。

職場が合わないけど仕事を続けた結果:将来を棒に振ることに

職場が合わないけど仕事を続けた結果:将来を棒に振ることに

上記のように職場が自分に合わないまま仕事を続けていると、場合によっては将来を棒に振ることになることもあります。職場に行く度にストレスが蓄積し、やりがいのない業務を黙々とこなし、納得いかない評価基準で自分の給料が決められる。このような状況は往々にして会社の体質となるため、一人の力で変えることは到底できませんし、周りの理解も得られないのが普通です。

その場合、自分が退職して職場環境を変えるのが明るい将来を切り開く近道となります。

転職先の職場が合わないから辞めたい。1ヶ月でも退職すべき?

転職先の職場が合わないから辞めたい。1ヶ月でも退職すべき?

転職先の職場が合わないから辞めたいと感じたとき、転職1ヶ月でも退職すべきでしょうか。日本の社会では昔から「会社は3年は我慢しても続けるべき」と言われていますが、自分の社会人人生の中で3年は決して短い期間ではありません。

現職より以前にいくつかの会社で働いていた社会人からすると、自分はどのような職場の雰囲気が向いているのか、どのような性格の上司の元で働くのが最もパフォーマンスが出せるのかなどを理解しているので、まったくかけ離れた職場に転職してしまった場合は、1か月でも早く辞めて自分に合った職場に転職するのも一つの手です。ただし、1か月で辞めてしまうと、転職活動の面接時に質問されたときに返答に困ってしまうかもしれません。

職場が合わない会社はさっさと辞めるべきか否か

職場が合わない会社はさっさと辞めるのがおすすめの理由

「職場が合わない会社はさっさと辞めるべき」と言う人もいますが、転職は自分のキャリアステップにおいて重要な岐路となります。単に「今の仕事が嫌いだから」という理由で辞めていると、自分のスキルアップを図ることができず、徐々に転職の幅が狭まってしまうかもしれません。

ただし、今の職場で働き続けていることに自分の健康・心身が脅かされているのであれば、すぐに退職をするのがおすすめです。現在の会社を辞めようか悩んでいる人は、仕事と健康を天秤にかけてみてはいかがでしょうか。自分の健康より重要視しなければならない仕事は存在しません。

職場が合わないから辞めたいけど、辞められないときの解決法

職場が合わないから辞めたいけど、辞められないときの解決法

会社を辞めたいときは退職届を出せば、基本原則辞めることができます。多少上司から引き止められることもあるでしょうが、しっかりと説明すれば辞めることはそう難しくはないでしょう。

しかし、職場や上司がブラック体質であったり、コンプライアンスや労働法を疎かにしている会社に勤めていると、退職がうまくいかないケースもあります。

  • 有給休暇を消化して辞めたいけど使わせてくれない
  • 休日出勤してまで引継ぎしろと言われる
  • いま辞めたら損害賠償を請求すると脅されている
  • 上司が自宅まで押しかけてくる
  • 退職届を受け取ってくれない

このような場合、自力での退職が困難となる場合があり、いつまで経っても退職できないリスクがあります。

キャリアのために早期退職を:退職代行を利用して悩みを解決

キャリアのために早期退職を:退職代行を利用して悩みを解決

職場が合わないから辞めることも自身のキャリアアップのためと言えます。そのため、できるだけ退職の有無は早期に決着をつけて、早々に転職活動をしたいところです。しかし、一度会社と話しがこじれてしまうと、なかなか自身で解決できなくなり、また日々の職務と併せて多大な労力がかかり精神的にも疲弊してしまいます。

そこでおすすめしたいのが「退職代行サービス」です。退職に関わる手続きの一切を代行してくれるので、弁護士が介入した日より従業員は出社の必要がなくなります。また、有給休暇の残日数をすべて消化することも、未払いの残業代を請求することも可能なので、一度相談してみるのが良いでしょう。

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