退職代行で仕返しされる?具体的事例と対処法を徹底解説

退職代行で仕返しされる?具体的事例と対処法を徹底解説

近年全国で注目されている退職代行サービスですが、利用を考えている人の中には、「自分の会社はブラック企業だから、退職代行を使ったら“仕返し”されるかも」と会社や職場の上司からの「仕返し」を懸念している人もいるようです。

会社の体質や上司・責任者の人柄にとっては退職代行を利用することで仕返しリスクが生じることもありますが、実際には対策次第でほとんどの仕返しのリスクを回避することが可能です。

そこで、今回は退職代行利用時に起こり得る会社からの仕返しの具体例と、その予防策や仕返しを受けた場合の対処法を詳しく解説します。また、仕返しを恐れず退職代行を利用して、安心して転職を目指すためのコツもご紹介します。

弊所「弁護士法人みやび」は古くから退職代行を全国対応で提供している法律事務所です。退職代行を検討されている人は、まずはLINEによる無料相談サービスをご利用ください。

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退職代行を利用して会社から「仕返し」される可能性はどのくらい?

退職代行を利用して会社から「仕返し」される可能性はどのくらい?

退職代行を利用する際に、「仕返しされるのではないか」と不安に感じる人は多いです。特に職場の雰囲気が悪かったり、上司や同僚との関係が良くなかった場合、このようなリスクを心配するのは自然なことです。

ただし、退職代行の利用で会社からの仕返しが発生する確率は職場の環境や個人の状況によって異なります。特に法的な観点では、労働者には退職の自由があり、会社が嫌がらせや仕返しをすると、法的な制裁を受けることもあります。そのため、従業員に対して仕返しを考えている会社に対しては、毅然とした対応をとることにより、リスクを回避することが可能です。

退職代行を利用中に仕返しされた具体的な事例

退職代行を利用中に仕返しされた具体的な事例

退職代行を利用中に発生する仕返しとしては、以下のような問題・トラブルが考えられます。主に零細中小企業や体育会系の営業会社でよく見られます。

会社の上司や社長が家に来る

退職代行を使ったことで上司や社長を怒らせてしまい、仕返しの一つとして自宅に訪問されることがあります。

会社からすると退職の意思確認という名目があるものの、自宅に訪れるのは明らかにいきすぎです。場合によっては緊急連絡先に記載した実家の住所に来られる可能性もあります。

膨大な量の引き継ぎをさせる

「会社を辞めてもいいけど、引き継ぎはやってね」と言い放ち、膨大な量の引き継ぎを要求する会社もあります。「この引き継ぎをしないと損害賠償請求するよ」と言われると、退職代行業者であってもなかなか言い返せず、「すみませんが引き継ぎしてくださ」と依頼者に言う業者も少なくありません。

SNSやメールを通じた精神的な嫌がらせ

先輩上司や社長といった会社関係の人がSNSやEmailを通じて悪口を投稿・送付したり誹謗中傷することがあります。職場を辞める際のトラブルが原因で発生することが多いです。本来ならば中傷をコメントやメールで送ると証拠になってしまうことは容易に想像できますが、この場合は相手も感情的になっていることが多いです。

退職代行を使って会社を辞めた後に仕返しされた具体的な事例

一方で以下で紹介するのは、退職代行を使って会社を辞めたあとに受けた会社からの仕返しの事例です。

給与や残業代の未払いによる仕返し

会社を辞めた月の給与は翌月に振り込まれますが、なぜか振り込まれない、あるいは遅延することもあります。民間の退職代行業者の多くは退職完了後はサポートが終了しているため、自分で会社に連絡して振り込むようお願いしなければなりません。

一方で給与や残業代を振り込まないのは明らかな違法行為なので、弁護士の退職代行を利用している場合は、速やかに弁護士が会社に連絡して振り込み指示をしてくれます。

離職票を送ってこない仕返し:失業保険の受給や転職活動に支障が出る

会社側が離職票を送ってこない場合、失業保険の申請ができないほか、転職活動にも影響が生じます。会社側は退職した従業員に離職票のほか、年金手帳や雇用保険被保険者証なども返送しなければなりません。これらは転職先に提出することになるので、初出社日までに揃えておく必要があります。

退職代行時の会社からの仕返しを防ぐために注意すべきポイント

退職代行時の会社からの仕返しを防ぐために注意すべきポイント

退職代行の利用時に会社からの仕返しを想定している人は、仕返しを未然に防ぐ、あるいは対抗するために以下の点に留意しておくといいでしょう。

  1. 退職代行業者の選び方
    会社から仕返しを受けたとき、民間の代行業者では対応ができないことがほとんどです。そのため、自分の会社は仕返しがありそうと考えているならば、最初から弁護士の提供する退職代行を利用すると安心です。
  2. 仕返しの証拠を残す
    退職時に関連する書類や連絡内容、メール、電話の音声などをすべて記録しておくことが重要です。仕返しされた証拠があれば、こちらが訴え出ることも慰謝料を請求することも可能です。

弁護士の退職代行なら会社からの仕返しにすべて対応が可能

弁護士の退職代行なら会社からの仕返しにすべて対応が可能

上記で挙げた退職代行利用時及び利用後に会社から仕返しがあった場合、予め弁護士の退職代行サービスを利用していることですべて対応が可能です。弁護士は法的代理人となり依頼者の代わりに合法的に退職手続きを代理します。

また、弁護士が直接会社に対して電話介入するだけでも抑止力となります。自宅訪問や誹謗中傷、給与の遅延といった違法性の高い仕返しを会社の人間がすることはほぼなくなります。

弁護士法人みやびの退職代行なら「仕返し」によるトラブル心配無用!

弁護士法人みやびの退職代行なら「仕返し」によるトラブル心配無用!

弊所「弁護士法人みやび」は、退職代行の黎明期から市場に参入し、辞めたいけど辞められない人に向けて退職代行サービスを提供している法律事務所です。ベテランの弁護士が直接会社に電話介入するため、法的説明をもってして会社からの仕返しを未然に防ぐことができます。

退職完了後も無期限でサポート!

民間業者の多くは退職完了と同時にサポートも終了しますが、弊所では退職完了後も無期限でサポートしています。会社によっては職場を辞めたあとに嫌がらせをしてくるところもあるので、場合によっては法的対応が必要となるケースもあります。

LINE相談無料!まずはお気軽にご相談ください

普段接する機会のない弁護士に問い合わせをするとなると、精神的にハードルが高くなりますよね。そこで、弊所ではLINEによる無料相談サービスを設けています。スマホで気軽にコンタクトをとれるので、まずはメッセージを送ってみてください。

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弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。