職場で無視される。退職したい時の対処法と弁護士による解決事例

会社の職場で無視される問題は、想像以上に多くの人が悩みを抱えています。「そんなことで」と考える人もいるかもしれませんが、同僚や上司との人間関係の悪化が業務に支障をきたし、精神的にも大きなストレスとなることも少なくありません。
ここでは「職場で無視される」ことが原因で退職を検討している人に向けて、弁護士による解決事例を踏まえて、明日からやるべき事・考えるべき事を具体的に解説します。
弊所「弁護士法人みやび」では、職場で無視されて困っている、辞めたくとも辞められないという相談者に向けて、LINE無料窓口を設置しています。是非ご利用ください。
職場で無視される理由と心理や原因を具体的に解説

会社の職場で無視される状況には幾つかの理由と心理的な背景があります。主な原因は、人間関係のトラブル、嫉妬や職場の空気を読む文化、上司や同僚からの個人的な感情などが挙げられます。
業務上のミスや態度の違い、誤解がきっかけとなり、無視が始まるケースも珍しくありません。また、日本企業の特徴として、周囲と同じ行動を求める「同調圧力」が強い職場ほど、些細なきっかけで排除が起こりやすくなります。「同僚が〇〇さんを無視しているから、私もなんとなく」といったことに思い当たる節がある人もいるのでは。
職場で無視される典型的なケース
具体的なケースとしては、業務連絡がメールや口頭で伝わらなくなる、挨拶をしても無視されるといったものが多いです。また、仕事の成果に嫉妬した同僚による集団無視や、異なる価値観を持つ社員に対する「村八分」的な対応も見受けられます。このような状況下が長期間続くと、男性女性問わず強い心理的負担・ストレスが蓄積し、次第にうつ病など心身の病に発展することも珍しくありません。
職場で無視される劣悪な人間関係で働き続けるデメリット

会社の職場で無視される状態が続くと、仕事に対するモチベーションが著しく低下します。無視されたときの疎外感だけでなく、何をやっても評価されないという無力感に襲われることもあります。人間関係のストレスが積み重なると、精神的な健康にも深刻な影響が出る可能性があります。
仕事へのモチベーション低下や支障
職場からの無視が続くことで仕事へのやる気や創造性が低下し、本来の能力を十分に発揮できなくなります。上司からの評価や昇進の機会が失われることで、自己成長の意欲も削がれてしまいます。結果、「この会社にいても仕方がない」という感情が強くなり、職場への愛着も薄れていき、退職を検討するのが普通となります。
職場で無視されるのが原因で精神疾患に影響も
職場で無視される状態が続くと精神的なストレスとなり、うつ病や自律神経失調症、不眠症、体調不良といった症状を引き起こすことも少なくありません。自己肯定感の低下や社会不安、パニック障害などを発症するケースも報告されています。
職場の上司や同僚からの無視はパワハラに該当。法律上の考え方

職場で上司や同僚から無視されることは、パワーハラスメント(パワハラ)に該当する場合があります。パワハラは厚生労働省が定める以下の行為が該当します。
1.身体的な攻撃、2.精神的な攻撃、3.人間関係からの切り離し、4.過大な要求、5.過小な要求、6.個の侵害
その中で職場の無視は「3.人間関係からの切り離し」に該当します。具体的には集団的な無視や、職場で特定の従業員を孤立させる行動がパワハラに当たります。
パワハラと認定される無視の事例
例えば、上司が部下に業務連絡を一切しない、会議で発言しても全く取り合わない、または同僚が特定の人物だけをグループLINEやメールで外す、といったケースは明確なパワハラに該当します。こうした行動が長期化し、本人が精神的・身体的に不調をきたした場合、企業側の管理責任が問われることあります。また、無視された本人は無視をした同僚上司と会社の双方を訴えることも可能です。
労働法やガイドラインでの無視の扱い
労働基準法や企業の就業規則では、パワハラ行為を防止する義務が雇用主に課されています。近年では「職場のパワーハラスメント防止法」が制定され、無視や孤立を生む行為も法的な対象として明記されるようになりました。会社が「パワハラを受けている従業員が相談できる窓口を用意していない」、「パワハラ禁止の方針を徹底周知させていない」、「被害防止の取り組みを実施していない」場合は、無視などのパワハラの証拠を確保することで、加害者や企業側に対して損害賠償請求が認められるケースも増えています。
会社の職場で無視される場合は証拠を記録。取るべき対処法

無視される状況が深刻化した場合、感情的に反応する前に、事実や状況を冷静に記録することが最優先となります。具体的には、無視された日時や状況、発言内容などをメモや日記にまとめておきましょう。
また、メールやチャット、音声の記録も証拠となります。可能であれば、第三者の証言を得ることも、後々の証拠として有効です。こうした記録があれば、社内の人事部や上司、または外部の労働相談窓口に相談する際にも役立ちます。証拠をそろえたうえで、冷静に状況を説明し、必要な対応を求めることが大切です。
無視の事実を記録する具体的方法
日々の出来事を「日記形式」で記録することから始めましょう。誰が・いつ・どのような態度や言動で無視したか、できる限り客観的に書き留めることが重要です。また、メールやチャットのやりとりは削除せず保存し、スクリーンショットなども併用してください。必要に応じてボイスレコーダーや録音アプリを利用し、会話の内容を記録するのも有効です。
弁護士の退職代行サービスに相談するメリットと流れ

職場で無視される状況が続き、自分ではどうにもできない場合は、弁護士による退職代行サービスを活用するのも有効な選択肢です。弁護士に相談することで、法的根拠に基づいたアドバイスや退職交渉が可能となり、精神的な負担を大幅に軽減できます。
退職代行サービスは、上司や会社側との直接交渉をすべて代理で行い、依頼者がストレスなくスムーズに退職できるようサポートします。今回のように職場で無視されている場合は法的な対応が必要になるケースも多く、専門家のサポートが不可欠です。また、退職時にトラブルが起きた場合の損害賠償請求や、未払い賃金の請求なども弁護士なら対応可能です。
退職代行の具体的な流れと費用
一般的な退職代行サービスの流れは、まず依頼者が問い合わせ&相談をして、内容・料金に合意後に正式契約。弁護士の場合は料金は先払いが原則です。
その後、弁護士が会社側に連絡し、退職の意思表示や必要書類のやり取りをすべて代行します。業務の引き継ぎや貸与物の返却、未払い賃金の請求まで、法的に適切な手続きをサポートします。

弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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弁護士みやびによる退職代行の解決事例

弁護士法人みやびには、職場で無視されることで悩み続けてきた多くの依頼者が相談に訪れています。
例えば、上司や同僚から長期間無視され続け、業務上の大切な連絡すら受け取れず、最終的に心身ともに限界を迎えたケースがありました。
この場合、依頼者は証拠としてメール履歴や日々の記録を提出し、みやびが会社と交渉。結果として、会社側も無視の事実を認め、スムーズに退職が完了しただけでなく、精神的損害についても補償が認められた事例があります。
また、会社から「辞めるなら損害賠償を請求する」と脅されたケースでも、法的に根拠がないことをみやびが説明し、損害賠償を退けたケースも多数あります。
無視による退職トラブルの事例紹介
30代女性のケースでは、入社後しばらくしてから周囲の同僚が突然挨拶を返さなくなり、会話も途絶えるようになったという事例がありました。その後、仕事上の情報共有が意図的に行われなくなり、失敗を責められる悪循環に。
本人は強いストレスで体調を崩し、退職を申し出たものの、「自己都合退職なら退職金は減額する」と圧力をかけられたため、みやびへ相談。証拠となるメールや日記、診断書をもとに弁護士が会社と交渉し、最終的には「会社都合退職」として認定、退職金も満額支給となりました。
このような実例からも、無視が続く場合は早めに専門家へ相談することが非常に重要であるといえます。
今回の退職代行事例は職場で無視されており、退職したいができない状況に陥っている依頼者様の問題を解決しました。職場の無視は明確なパワハラ行為であり許せるものではありません。また、退職の意思を示したにも関わらず、上司から無視されているのが現状。こちらも社員を不当に拘束するものとなり、高い違法が認められます。

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