看護師が退職代行を使うメリットや体験談を紹介!依頼の流れ

近年注目されている退職代行ですが、昨今は病院で働く看護師からの問い合わせが急増しています。ここでは看護師向けの退職代行サービスの体験談や当日の流れなどを紹介します。
弊所「弁護士法人みやび」では、昨今全国で働く看護師からの問い合わせ増を受けて、LINEによる無料相談窓口を設置しています。看護師は他の業界・業種と異なり、なかなか周囲に相談できる環境がなく、精神的苦痛を伴いながら働いている男性女性が多くいます。
退職代行を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。法的問題も交えて誠心誠意込めてお応え致します。
この記事で分かること
- 病院勤務の看護師が退職代行を活用する理由
- 看護師の退職代行事例
- 看護師が退職代行を依頼する流れ
- 退職代行でトラブルにあわないためのポイント
- 看護師の退職代行は実績豊富な弁護士法人みやびへご相談を
看護師が退職代行を使う理由:仕事の過酷さと上司との人間関係に我慢できない

看護師が退職代行を使う理由は様々ですが、大きく分けて「業務量の過多」と「職場の人間関係」、「将来への不安」に区別されます。
近年は全国的に看護師の人材不足が目立ち、どこの病院も少ない人員で業務にあたっているため、一人に圧し掛かる業務負担と責任は大きくなっています。まだ新人であれば先輩看護師に毎日叱咤されることもありますし、多少仕事に慣れてくると、今度は看護師長との関係性に悩むことになります。
看護師は入社年度がみんな違うため、同期という概念があまりなく、自分の不安や辛さを相談できる同僚を探すのも一苦労でしょう。「看護師長との悩みを相談していた同僚が、師長に告げ口した」といったこともあります。
看護師は将来への不安も多い
看護師は慢性的な人手不足のため、全国どこへ行っても転職先に苦労することはありません。しかし、「次の職場も同じような環境だったらどうしよう」、「次は残業がなく休日固定のクリニックで働きたい」など、転職先への不安や待遇を懸念して、転職に億劫になっている人も見受けられます。
また、現状の職場で働き続けるにしても、「看護師長が変わらないとこれ以上働けない」、「自分のシフトがまったく希望通りにならなくて家庭が破綻しかけている」といった問題も多く、大抵のケースでは看護師一個人が師長や上司に申し出ても、なし崩しにされたり、むしろ「みんな同じ状況で頑張ってるのよ」と逆に怒られてしまうこともあります。
このようなケースに陥ると、中々自力では辞めることも難しくなります。「貴方が辞めたら全員に迷惑がかかる」と先輩上司に言われ、しかたなく精神をすり減らしながら働き続ける人は現在も多くいます。退職代行はそういった看護師たちの駆け込み寺として重宝されています。
【体験談】看護師が退職代行に依頼するメリット

看護師が退職代行を使うと、どのようなメリット・恩恵があるのでしょうか。退職代行を使うことに対して後ろめたさがあったり、「恥ずかしい」、「職場で噂されるのが怖い」と考えている人は、是非以下の体験談をご覧ください。
体験談1.退職=抜け駆け(一人で逃げる)と捉えられ避難される・辞められない
劣悪な職場環境から毎日仕事を辞めたいと考えている看護師の山内さん(34歳女性)は、これまで何度か退職の意思を看護師長に伝えていました。職場は慢性的な人手不足で、新人の看護師が入ってもすぐに辞めてしまうため、自分に圧し掛かるプレッシャーや業務量に耐えられませんでした。しかし、退職を申し出ても「貴方だけ辞められると思ってるの?」、「患者は誰が引き継ぐの?そんな余力ある人なんていないわ」、「あなたが辞めたらみんなに迷惑かかる」と非難されて辞められずにいました。
そこで、山内さんは弊所に退職代行を依頼。引き継ぎは最低限の資料を作り、最短の退職を実現。看護師長の言い分も分かりますが、原則会社が退職の意思がある労働者を引き止めることはできないため、法的に退職手続きを進めてもらいました。
体験談2.先輩上司からパワハラを受けているから即日退職をしたい
看護ステーションの先輩上司からパワハラを受けている寺田さん(28歳女性)からのご依頼。常に高圧的な態度で返され、仕事へのモチベーションもゼロに。1日も早い退職を希望したく弊所に相談いただきました。ご依頼者様はしっかりとパワハラの証拠となる音声を録音していたため、弊所弁護士がその証拠を指摘して、即日退職を実現しました。パワハラの音声証拠は何も裁判や損害賠償を請求するためだけに使うものではなく、このように交渉の材料として使うことも可能です。
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病院勤務の看護師が退職代行を依頼する流れ

病院で働く看護師が退職を考えるとき、「自分一人では言い出せない」「師長や先輩に引き止められるのが怖い」と感じる人は少なくありません。退職代行を利用すれば、こうした精神的な負担を大きく減らし、法的に守られながら確実に退職を進めることが可能です。ここでは実際に看護師が退職代行を依頼するときの流れを、ステップごとに解説します。
問い合わせから契約までのステップ
病院勤務の看護師が退職代行を利用するとき、まずは依頼先の事務所とやり取りを始めます。流れを理解しておくことで安心して手続きを進められます。
問い合わせから契約までのステップ
病院勤務の看護師が退職代行を利用するとき、まずは依頼先の事務所とやり取りを始めます。流れを理解しておくことで安心して手続きを進められます。
- LINEやメールで最初の問い合わせ
勤務中は電話が難しい看護師も多いため、LINEやメールで匿名のまま相談できます。「今すぐ辞めたい」「引き継ぎを最小限にしたい」など、率直に要望を伝えましょう。 - 希望条件のヒアリング
即日退職の可否や有給休暇の取得、夜勤シフトの扱いなどを整理します。弁護士が対応する事務所なら、就業規則や法律面から実現可能性をアドバイスしてくれます。 - 契約内容の確認と正式依頼
依頼者の希望が反映されているかを確認し、正式に契約を結びます。契約後は弁護士が直接病院側へ退職の意思を伝えるため、本人が師長や上司に退職を切り出す必要はありません。 - 弁護士による退職手続きの実行
弁護士が病院の責任者に直接連絡し、退職届の提出や有給休暇の消化、備品返却などを調整します。顧問弁護士がいる病院でも、法律の専門家が交渉することでトラブルを防ぎます。 - 退職完了とアフターサポート
離職票や年金手帳などの必要書類が自宅に届き、正式に退職が完了します。弁護士法人みやびでは、その後の転職活動や生活設計についての無料サポートもあり、退職後も安心して次の一歩を踏み出せます。
弁護士による対応で安心して退職できる仕組み
契約が完了すると、弁護士が看護師本人に代わって病院の責任者や看護師長に退職の意思を伝えます。病院は顧問弁護士を抱えていることが多く、民間の代行業者では法的交渉ができないため不利になりがちです。しかし弁護士が直接対応することで、病院側が「損害賠償」「懲戒処分」といった強硬な言葉を使って引き止めてきても、法的根拠を示して退けることができます。
また、退職届の提出や離職票・年金手帳などの書類のやり取り、病院備品の返却まで、必要な手続きも弁護士が監督しながら進めてくれるため、依頼者は出社することなく安心して退職できます。さらに、看護師特有の「夜勤明けに突然退職を申し出ると同僚に迷惑がかかる」といった心理的負担も、弁護士が代理することで大きく軽減されるのです。
看護師が退職代行でトラブルにならないポイントを解説

看護師が退職代行を利用するときは、病院という特殊な職場環境ゆえに、他の業界以上にトラブルへ発展するリスクがあります。たとえば「退職届を受理してもらえない」「有給休暇の取得を拒否される」「損害賠償をほのめかされる」といった声は珍しくありません。こうした不安を避け、安心して退職を実現するためには、依頼先の選び方がとても重要です。ここでは看護師が退職代行を依頼する際に知っておくべき3つのポイントを詳しく解説します。
弁護士事務所が提供する退職代行サービスを利用する
近年はインターネットやSNSで「退職代行は誰でも利用できる」と広く知られるようになり、一般企業を対象とした民間業者も増えています。しかし、病院は一般企業と違い、医療事故や患者対応といった責任の重い業務を抱えています。そのため、単純に「辞めたい」と伝えるだけでは済まず、法的な解釈や交渉力が必要になることが多いのです。
民間業者は、弁護士資格を持たない限り、有給休暇の取得や損害賠償への対応といった金銭・法務に関わる交渉を行うことはできません。違法行為にあたる可能性もあり、結果的に依頼者が不利な状況に追い込まれることもあります。また、病院の多くは患者と訴訟問題を抱えているので、顧問弁護士も在籍しています。弁護士事務所に依頼すれば、法律の専門家が退職手続きを進めるため、病院側の顧問弁護士が出てきても冷静に対処でき、依頼者の希望を最大限かなえながら確実に退職を成立させられます。
病院に対する退職代行実績が豊富な事務所に依頼する
ただ「弁護士事務所だから安心」と考えるのは早計です。実際には、退職代行の経験が少ない事務所や、医療機関特有の事情を理解していない事務所も存在します。その場合、依頼者が望んでいない長期の引き継ぎや、追加の出勤を強いられるなど、大きな譲歩をすることになりかねません。
病院の退職代行に実績がある事務所であれば、「患者対応の引き継ぎをどうするか」「夜勤シフトの調整をどう進めるか」といった現場ならではの課題に慣れており、スムーズに交渉を進めることができます。これまで数多くの看護師からの相談を受けてきた事務所であれば、同じようなケースの事例をもとに最適な解決策を提示してもらえるでしょう。
依頼者の希望をしっかりと叶えてくれる事務所に依頼する
退職代行を利用する看護師の多くは「今すぐ辞めたい」「最低限の引き継ぎだけでいい」「二度と出社したくない」といった切実な思いを抱えています。しかし一部の事務所や業者では、依頼者の希望を十分に聞かず、病院側の要求に沿って退職をまとめてしまうケースも見受けられます。その結果、本人が望んでいなかった長期勤務や不必要な引き継ぎ作業を強いられることもあるのです。
安心して依頼できる事務所は、必ず「依頼者の希望を第一に考える姿勢」を持っています。即日退職や有給消化といった要望を叶えつつも、病院側との法的な駆け引きで依頼者に不利益が及ばないよう尽力してくれる事務所を選びましょう。契約前の相談時に「どこまで希望を反映してもらえるか」を必ず確認することが、後悔しない退職代行につながります。
退職代行を検討中の看護師が今すぐ準備すべきこと

看護師として働いていると、人手不足や過酷な勤務環境、上司や同僚との人間関係のストレスから「もう辞めたい」と感じる瞬間があります。退職代行を検討している段階であっても、事前に準備しておくことで退職がよりスムーズに進み、トラブルのリスクも大幅に減らすことができます。ここでは、看護師が退職代行を依頼する前にやっておくべき準備を解説します。
LINE・勤務記録・パワハラ証拠を残す
退職代行を依頼する前に、自分の勤務状況や職場でのやり取りを記録しておくことが大切です。LINEやメールのやり取り、勤務シフト表、残業時間の記録、パワハラ発言を録音した音声などは、後々の交渉で大きな力になります。
たとえば「有給を取らせてもらえない」「人手不足を理由に辞めさせてもらえない」といったケースでは、証拠があるかどうかで交渉結果が変わることも少なくありません。証拠を残すことは、自分を守るための有効な手段です。
希望条件(即日退職・有給消化など)の整理
退職代行を利用する際には、まず自分がどのような条件で退職したいかを整理しておくとスムーズです。
「明日から出勤したくない即日退職を希望するのか」「残っている有給休暇をできるだけ消化したいのか」「引き継ぎは最低限にしたいのか」など、希望を具体的にリスト化しましょう。
弁護士に依頼する場合は、こうした希望を事前に伝えることで、法律的に実現可能かどうかをその場で判断してもらえます。準備が整っていれば、依頼後すぐに退職手続きが進むため、心身への負担を最小限に抑えられます。
看護師の退職代行は実績豊富な弁護士法人みやびにご相談ください

弁護士法人みやびは、これまで数多くの病院勤務の看護師や訪問看護師から退職代行の依頼を受けてきた実績を持っています。弁護士が直接対応するため、退職の意思表示から病院との交渉、有給休暇の消化、退職金の受け取りに至るまで、すべてを法的にサポート可能です。特に、損害賠償や懲戒解雇といったリスクを持ち出されても、法律の専門家が交渉にあたるため安心して任せることができます。
さらに、弊所では退職完了後に無料で「転職サポート」を提供しており、次の職場探しやキャリア形成を含めて総合的に支援しています。看護師としての新しいスタートを切る際も、心強いパートナーとして寄り添うことをお約束します。
「今すぐ辞めたい」「有給を消化してから辞めたい」「もう上司と話したくない」と悩んでいる看護師の方は、ぜひ弁護士法人みやびのLINE無料相談をご利用ください。全国どこからでもご相談いただけますので、安心して一歩を踏み出していただけます。

佐藤 秀樹
弁護士
平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。
債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。
平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。
看護師が退職代行を使うときによくある質問
看護師という職業は、身体的にも精神的にも大きな負担がかかります。退職を考えていても、上司や同僚との関係性から「自分では言い出せない」と悩む方が多いのも現実です。ここでは、退職代行を検討する看護師の方々によく寄せられる疑問を、弁護士・労働組合それぞれの視点も交えてわかりやすく解説します。
Q:なぜ看護師は退職代行を使う人が多いのですか?
病院の人間関係や夜勤・長時間労働のストレス、看護師長との関係悪化などにより、自分では退職を切り出せないケースが多くあります。退職代行を使うことで、精神的負担を軽減しスムーズに辞められます。
Q:看護師が弁護士の退職代行を依頼するメリットは何ですか?
弁護士は法律上の交渉権限を持っているため、未払い残業代・退職金の請求やパワハラへの法的対応が可能です。病院側が対応を拒む場合でも、弁護士の介入によって円満な解決が見込めます。
Q:労働組合の退職代行との違いは何ですか?
労働組合も団体交渉権を持ちますが、弁護士のように訴訟対応や損害賠償請求などの法的措置は取れません。費用が比較的安く、トラブルが少ない場合には労働組合型でも問題なく退職できます。
Q:看護師でも退職代行で有給休暇は消化できますか?
はい。弁護士に依頼すれば、労働基準法に基づいて有給休暇の取得を交渉することが可能です。労働組合でも会社に有給取得の希望を伝えることはできますが、強制力は弁護士のほうが上です。
Q:看護師でも即日退職は可能ですか?
状況によっては即日退職が可能です。有給が残っている場合や、引き継ぎに支障がない場合は特にスムーズです。ただし、退職のトラブルが想定される場合は、弁護士に依頼した方が安心です。
Q:看護師が退職代行を使った場合、職場に迷惑がかかりませんか?
最小限の引き継ぎで対応することは可能です。すでに人員が足りていない場合でも、退職は労働者の権利です。法律に基づいて適切に手続きすれば、責任を問われることはありません。
Q:退職代行を使ったことが次の病院の転職先にバレますか?
基本的にバレません。退職方法が次の職場に伝わることはなく、履歴書や職務経歴書にも書く必要はありません。無断欠勤などより、退職代行を通じてきちんと辞める方が印象は良いです。
Q:看護師の場合退職代行で損害賠償されることはありますか?
正当な理由に基づいて退職すれば、損害賠償を請求されるケースは極めて稀です。心配な場合は弁護士による退職代行を利用し、あらかじめ法的リスクを確認しておくことをおすすめします。
Q:弁護士法人みやびは看護師の退職代行にも対応していますか?
はい。弁護士法人みやびでは、病院勤務の看護師をはじめとした医療従事者からの退職相談を多く受けており、LINEでの無料相談から退職完了までスムーズに対応可能です。