体調不良で仕事を辞めたい。退職の注意点と相談先

体調不良で仕事を辞めたい。退職の注意点と相談先

体調不良で仕事を辞めたいときの退職の伝え方はどうすればいいでしょうか。出社したくない、上司に言い出す勇気がない人に向けて、退職のポイントと退職代行相談先を紹介します。

体調不良で仕事を辞めたいけど診断書がないメリット&デメリット

体調不良で仕事を辞めたいけど診断書がないメリット&デメリット

体調不良で仕事を辞めたいと上司に申し出ると「診断書を提出して」と言われた、といった例も報告されています。会社側からすると、退職の具体的な理由を知りたいがためなのかもしれませんが、正社員が会社を退職する際、そもそも論として理由は必要ありません。体調不良で辞める場合も診断書の提出は不要となります。

ただし、会社によっては体調不良の原因が分からないため、「じゃあ自己都合退職ね」と言われることもあるでしょう。会社都合ではなく自己都合退職の場合、失業手当を申請してから受給まで2~3か月の待期期間が生じます。診断書に会社を起因とする体調不良の旨が記載されていれば、会社都合退職で辞めさせてくれるように相談することもできますし、ハローワークに診断書を提出すれば、自己都合退職から会社都合退職に変更してくれる可能性もあります。

体調不良で仕事を辞めたいけど「出社/出勤しないでメールやLINEで退職する」ことは可能?

体調不良で仕事を辞めたいけど「出社/出勤しないでメールやLINEで退職する」ことは可能?

体調不良で仕事を辞めたい人の中には、「もう会社に出社したくない」という人も少なくないでしょう。そのようなときは、無理せず出社せずにメールやLINEを上司に送って退職する方法もあります。

ただし、法律では退職を申し出てから2週間後の労働契約解除となるので、それまでの期間中は有給休暇を消化することになります。もし有給の残日数が足りないのであれば、人事担当者と相談の上、当日で退職できるでしょう。

注意点は、会社が退職を認めない=退職手続きを行わない場合です。具体的には「一度上司と人事と三者で面談が必要」、「引き継ぎのため2週間は出社して仕事をしてもらう」、「社長面談をしないと退職手続きができない」といったケースです。この場合、自力で法律を翳して退職手続きを迫るのはリスクがあるため、専門家となる第三者に介入して解決してもらうのがおすすめです。

会社の退職でバックレや放置は避けるべき理由

会社に退職のメールやLINEを送っても上司から返信が来なかったり、面談を要求してきた場合、「バックレる・メールを放置して何もしない」といった行動は避けるべきでしょう。会社が退職手続きをしない限り、その会社に在籍したままとなるため、社員は転職活動ができません。会社の同意がないまま出社拒否をすると、減給や懲戒解雇といったリスクがあるだけでなく、会社の人間による自宅訪問、緊急連絡先(実家等)への連絡といった対応をされるのが普通です。自分だけでなく周囲にも迷惑がかかってしまうので、極力話し合いで解決し、円満退職を目指すべきと言えるでしょう。

体調不良で会社を辞めたいけど退職すべきか悩む。判断基準とは

体調不良で会社を辞めたいけど退職すべきか悩む。判断基準とは

体調不良で会社を辞めたいけど退職すべきか悩んでいる人は、「体調不良の原因」と「問題解決の有無」を考えてみてはいかがでしょうか。

体調不良の原因が会社(職場)にあり、転職することで問題が解決するのであれば、退職しない理由はないでしょう。しかし、体調不良の理由が別の問題であれば、職場を変えても自分の生活や心身の状態は変わらない可能性があります。その場合は安易に退職するのではなく、人事と相談して休職の手続きをとるのが良いかもしれません。休職期間中にもう一度自問自答の時間を取り、やはり職場を退職すべきと考えるならば、休職期間が終わるまでに転職活動を終えるようにするのも良いでしょう。

体調不良で会社を辞めたいけど言い出す勇気がないときの対処法

体調不良で会社を辞めたいけど言い出す勇気がないときの対処法

体調不良で会社を辞めたいけど上司に言い出す勇気がない人や、上記で解説したように「これ以上出社したくない」という人は、第三者による仲介を依頼してみるのが手段の1つに挙げられます。

法律事務所と言えば弁護士費用が高く、問い合わせの敷居が高いイメージがありますが、昨今はメールやLINEで問い合わせできる事務所も増えており、2010年代より注目されている「退職代行」を実施している弁護士であれば、費用も民間と比べてそこまで変わりません。

退職代行の特徴:辞めたいときに辞められる&出社不要

退職代行の特徴は「辞めたいときに辞められる」ことにあります。依頼を受けたあと、事務所スタッフと打ち合わせして代行介入日を決めます。その日に合わせて弁護士が会社に電話連絡するため、自分の都合に合わせて最終出社日を決められるのは非常に魅力となるでしょう。また、電話介入後は有休消化期間となるため出社は不要です。自宅療養や転職活動に時間を充てられるのでストレスもありません。

当サイト「弁護士法人みやび」では、LINE&メールで相談と依頼が可能となります。退職代行費用は5万円(税別)と民間と比較してもそれほど変わりませんし、弁護士の有資格者が直接電話するため、トラブルもなく迅速な退職が可能となります。

弁護士法人「みやび」にご相談を

弁護士法人「みやび」は全国の「会社を辞めたいけど辞められない」人に退職代行サービスを提供しています。LINE無料相談・転職サポート・残業代等各種請求にも対応しており、2万7500円(税込)から承っています。まずはお気軽にご相談ください。
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佐藤 秀樹

弁護士

平成12年慶應義塾大学法学部法律学科卒。 平成15年に司法試験合格後、片岡法律事務所入所。

債権回収、相続問題といった一般民事事件から、M&A、事業再生、企業間取引
労務管理、知的財産権などの企業法務まで、数多くの実務に従事する。

平成19年からは慶應義塾大学法科大学院講師(実務家ゼミ担当)及び慶應義塾大学法学研究所講師を務める。
平成21年に弁護士法人みやびを開設し、現在に至る。


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